【京都牝馬S予想】レッドオーヴァルのラストラン、重賞タイトルを花嫁道具に

今週末、京都の土曜メーンは「京都牝馬ステークス」だ。芝のマイルだった同競走は今年から200m短縮され1400mに変更。開催時期も4週繰り下げられ、1月下旬から2月の中旬になったので過去のデータから傾向を確認される方は注意しよう。

さて、今回はこの京都牝馬Sがラストランとなるレッドオーヴァル(牝6)に注目したい。レッドオーヴァルは栗東の安田厩舎に所属するディープインパクト産駒。過去には桜花賞2着、スプリンターズS3着とG1でも健闘してみせているが、重賞は未だ未勝利。今回が重賞タイトル獲得の最後のチャンスというわけだ。

前走の京洛S(OP)ではC.ルメール騎手とのコンビで3着に入着。安田調教師は「レースは2月20日の京都牝馬S(芝1400)をルメール騎手で予定しています。何とか重賞を取らせてあげられる様に良い状態に持っていきたいですね」とコメントしており、引き続きルメール騎手とのコンビで挑む予定となっている。レッドオーヴァルは1200~1400mを主戦場としてきた短距離のベテラン牝馬。1400mの通算成績は【2-1-1-2】で、今回と同じ舞台である京都1400mの紅梅S(OP)を優勝している経験もある。ラストランに京都の1400mで鞍上ルメール騎手は願ってもない条件ではないだろうか。

今春からは繁殖牝馬に、重賞タイトル獲得最後の挑戦

引退後は今春で繁殖に上がる予定となっているので無事に走り終えてくれるだけでも十分だが、ここで有終の美を飾ることができれば繁殖牝馬として箔がつく。産駒の紹介文に京都牝馬Sの勝馬という重賞タイトルを花嫁道具として持たせてやりたいという気持ちも陣営にはもちろんあるだろう。レッドオーヴァルを追い続けているファン然り、過去にこの馬に馬券でお世話になった人などは、レッドオーヴァルを馬券に組み込んで応援してみるのも良いだろう。