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【札幌記念2026予想】瞬発力勝負では分が悪いアドマイヤテラ、スタミナを武器に新境地を切り開けるか?

公開: 2026/08/12 14:16

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【札幌記念2026予想】瞬発力勝負では分が悪いアドマイヤテラ、スタミナを武器に新境地を切り開けるか?

今年の札幌記念で大きな注目を集める一頭がアドマイヤテラだ。

天皇賞・春3着から約3か月半ぶりの実戦となるが、今回は秋の凱旋門賞へ向けた重要な始動戦。最大の焦点は、長距離路線で実績を積み重ねてきたステイヤーが、一気に2000mへ距離を短縮してどこまで対応できるかにある。

前走の天皇賞・春を振り返る

前走の天皇賞・春は3着惜敗も、着順以上に高く評価できるレース内容。序盤は無理をせず外目でリズムを重視して運び、向正面から勝負どころにかけてもロスの大きい外々を回る形。それでも直線ではメンバー上位となる上がり34秒7の末脚を繰り出し、勝ったクロワデュノールを最後まで追い詰めた。

一方で、勝敗を分けたのはスタート直後のポジション争いだった。クロワデュノールが序盤で理想的な位置を確保したのに対し、アドマイヤテラは一列後ろからの競馬を余儀なくされた。その差は最後まで埋まらず、上がり3ハロンではこちらが34秒7、勝ち馬が34秒9と数字上は上回りながらも届かなかった。長距離戦では途中から大きく動くことが難しいだけに、序盤の位置取りがそのまま結果へ直結した印象が強い。

さらに直線ではクロワデュノールを捕まえに動いたことで目標となり、後方で脚を温存していたヴェルテンベルクの差しを受けて3着。それでも武豊騎手が「いいレースができたけど、決め手の差かな」と振り返ったように、現時点で持てる力は十分に発揮した内容だったと言える。

武器は「スタミナ」と「持続力」

今年の阪神大賞典をコースレコードで制した走りを見ても、この馬の最大の武器は豊富なスタミナと長く脚を使える持続力にある。さらに昨年の目黒記念では好位から押し切る競馬を見せ、一昨年の菊花賞でも早めに進出して最後まで粘り込んだように、瞬間的な切れ味よりも持続戦で真価を発揮するタイプだ。時計の掛かる馬場や消耗戦になればなるほど持ち味は際立つ。

課題は「距離短縮」

その一方で、今回は4歳以降では初となる2000m戦への挑戦となる。前回この距離を使ったのは3歳春の若葉ステークスまでさかのぼり、近年は2400m以上を主戦場としてきた。一般的に見れば忙しい条件への変更と言えるが、札幌芝2000mは京都や阪神ほど前半から極端に速い流れになりにくく、コーナー4つのコース形態もスタミナ型には歓迎材料だ。極端な瞬発力勝負にならなければ、この馬の持久力を生かせる可能性は十分ある。

状態は上々

状態面に関しては不安材料は少ない。天皇賞・春後は北海道で放牧され、暑さを避けながらじっくりと調整。帰厩後も落ち着いた雰囲気で乗り込まれ、岩崎毅助手は「雰囲気はいつも通りで変わりない。無駄肉も付いていない」と順調ぶりを強調している。友道康夫調教師も引き締まった馬体を高く評価しており、休み明けでも力を出せる仕上がりと見ていいだろう。

今回は新たに坂井瑠星騎手とのコンビを結成する点も見逃せない。1週前追い切りでは函館まで駆けつけて騎乗し、「イメージ通りで乗りやすい馬」と好感触を口にしており、初コンビながら大きな不安は感じさせない。秋の凱旋門賞を見据えたコンビ結成だけに、本番へ向けた重要な一戦となる。

札幌記念は例年、秋のG1戦線を占う重要な一戦だ。2000mという条件はアドマイヤテラにとって決してベストとは言えないが、洋芝特有の力の要る馬場と持久力勝負になれば一気に評価は上がる。距離短縮という課題を能力で克服し、凱旋門賞へ向けて弾みをつけられるか。その走りに大きな注目が集まる。

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