【デイリー杯2歳S予想2019】サクセッション、関東馬にとって鬼門のレースで風穴を開けられるか?
昨年はアドマイヤマーズが勝利し、その後は朝日杯FS、NHKマイルカップ勝利へと繋げていったレースが、今週土曜の京都メインレースの「デイリー杯2歳ステークス」です。今年は小倉2歳ステークス2着のトリプルエースや、新潟2歳ステークス2着のベールエールなど惜しい競馬をしている馬たちの参戦があり、デムーロ騎手にとってはベールエールでアドマイヤマーズに続く連覇がかかるレースとなっています。久々すぎる来日のため目の行ってしまうのがデットーリ騎手で、今回はデビュー戦2番人気で2番手追走から勝利をもぎ取ったレッドヴェルジュールで参戦を予定しています。
そんなメンバーの中から注目してみたいのが、登録14頭中で唯一関東からの参戦となるキングカメハメハ産駒サクセッションです。国枝厩舎管理のキャロットファーム所有馬であり、兄のクルーガーはマイラーズカップ勝ちの実績に加え、豪州の女傑ウィンクスの2着など、今年はオーストラリア遠征でも注目されている馬です。
鞍上には短期免許で来日中のマーフィー騎手を確保して今回挑みますが、このレースは実績的にも圧倒的に関西馬が強く、関東馬であるサクセッションと、地方から参戦となるエキサイターにとって高い壁のそびえ立つレースでもあります。過去10年のデータでは勝ち馬どころか、3着まで全て関西馬となっています。
関東の有力2歳馬からしてみれば、1ハロン距離が長くなるものの、翌週に東スポ杯2歳ステークスが東京競馬場で開催されるため、無理に関西遠征をしないという側面もあり関東馬の出走する絶対数自体が少ないというのもあります。そんな中で、デビュー戦を東京コースで勝利した馬があえて関西に遠征した理由は不透明ですが、注目の一戦となりそうですね。