【フラワーC予想2017】ファンディーナの強さはホンモノなのか?

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花粉が飛散する時期の真っ只中ですが、そんな花粉の時期にピッタリの名前が付いたレースが来週開催されます。その名も「フラワーカップ」。20日(祝・月)に中山競馬場にて開催されるG3レースで、桜花賞やオークスへと続く牝馬クラシック路線の関東圏の前哨戦に位置付けられているレースです。

今年のフラワーカップ最大の注目馬はファンディーナ。3歳新馬戦では岩田騎手騎乗で9馬身差の圧勝を遂げると、続く前走のつばき賞(500万下)では川田騎手が騎乗し、ドスローとなった展開で楽逃げする2着馬をノーステッキで楽に捉えると最終的には1馬身半差近く差をつけて完勝しました。

新馬戦で手綱を握った岩田騎手はこの馬の能力を大絶賛し、つばき賞が行われる日と同日に開催されるG1のフェブラリーSとどちらに乗ろうか迷ったほどだと言います。まだ底を見せておりませんが、岩田騎手がG1を蹴ってまで乗るか迷うほどの馬ですから、相当なポテンシャルを秘めているに違いありません。つばき賞は先約の関係で一時的に川田騎手に乗り替わりとなりましたが、フラワーカップは岩田騎手に戻る予定となっております。牝馬クラシック路線を是非ともこの馬で挑みたいところでしょう。

果たしてファンディーナの強さはホンモノなのか?

さて、ファンディーナの実力がホンモノならここも圧勝していただきたいところですが、果たして本当に強いのでしょうか?新馬戦とつばき賞は決して強いメンバーが相手ではありませんでしたから、力関係はまだまだつかみにくい部分があります。ただ、京都では古馬・短距離含めてここ半年ほど出ていなかった33.0秒という上がりタイムを、時計の掛かる馬場で、しかもノーステッキで出したという点については評価せざるを得ません。

一度軽い馬場でもどうなるのか見てみたいですが、次に選んだ舞台は今の時期はタフな馬場の中山競馬場。ゴール前の急坂もありますし、コース適性が合わない可能性だって十分あります。普通に考えれば京都で2勝しているディープインパクト産駒が初の長距離輸送でタフな中山コースを走るというのもなかなか考えにくいことです。しかし、規格外な強さを見せながらもまだ底を見せていない状況からも、これくらいの壁は楽に乗り越えてくれるのではないかと期待したくなります。

結局強さの真意は走ってみないと分からないという結論になってしまうのですが、たった2戦で見せたパフォーマンスが鞍上の岩田騎手や関係者、そして多くの競馬ファンの目を引きつけていることは確かです。こういったら他馬には失礼ですが、あれだけのパフォーマンスを見せれる馬ならこの程度のメンバーが相手なら楽に圧勝してくれるだろうと思っております。