【中京2歳ステークス予想2025】記念すべき新設重賞第1回!注目の2歳馬3頭を考察

日曜の中京メインは芝1400メートルで行われる2歳限定のG3競走・中京2歳ステークス。本レースはこれまで12月に2歳オープンとして施行されてきたが、2025年より小倉2歳ステークスを引き継ぐ形で、夏競馬の新設重賞として実施されることとなった。記念すべき第1回は登録馬13頭で、全頭が出走可能となっている。
注目は未勝利戦を7馬身差で圧勝したドレフォン産駒のスターアニスである。母エピセアロームはセントウルステークスや小倉2歳ステークスを制した実績を持ち、芝1200メートルで活躍したスプリンターだった。今回は未勝利戦を勝利した舞台から1ハロン延長しての挑戦となる。上位人気が予想されるが、その評価に見合うだけの内容を示せるかどうかが焦点となる。
モーリス産駒のパープルガーネットは東京芝1400メートルのデビュー戦をルメール騎手で勝利。今回は吉村騎手との新コンビで臨む。左回りの芝1400メートルを差し切った実績に加え、母コーディエライトも新潟2歳ステークスやファンタジーステークスで2着に好走しており、距離適性に裏付けられた血統背景も強みといえる。
さらにロードカナロア産駒のマイケルバローズは中京芝1400メートルの新馬戦を勝利しており、同舞台に実績がある点は評価できる。デクラレーションオブウォー産駒のタマモイカロスも侮れない存在だ。3戦目で中京芝1400メートルを制し、今回は新潟2歳ステークスでタイセイボーグを2着に導いた田口騎手が騎乗予定。騎手にとっては中央重賞初制覇を狙う一戦となる。
突出した存在が不在のメンバー構成だけに、各馬に勝機がある混戦模様といえる。

