【新潟記念2025予想】57キロも問題なし!クイーンズウォーク、持続力武器に戴冠狙う

夏の新潟競馬を締めくくる重賞・サマー2000シリーズ最終戦「新潟記念」。青葉賞馬エネルジコ、ヴィクトリアマイル3着シランケド、昨年のエリザベス女王杯馬ブレイディヴェーグと実力馬が揃う中、最も注目したいのがヴィクトリアマイル2着から挑むクイーンズウォークだ。
前走のヴィクトリアマイルでは大外枠という不利を受けながらも、自分の競馬に徹して外から押し上げ2着を確保。展開利もあったが、厩舎の的確な仕上げと川田将雅騎手の冷静な騎乗が光った。レース後に川田騎手は「1600mにも対応してくれて、素晴らしい走りを見せてくれた」と評価。兄グレナディアガーズ同様にマイル適性を示したことも印象的だった。
今回の舞台は初挑戦となる新潟芝2000m。初コースではあるが、左回り巧者であり、長く脚を使える持ち味を考えれば条件は好転するとも言って良い。というのも、東京マイルのように瞬発力勝負ではやや見劣るが、持続力が問われる新潟外回り2000mなら本領は発揮しやすい舞台といえるだろう。スタートから流れに乗れる脚質を備えており、中団で折り合って直線に向けば、最後までしぶとく伸びてくる可能性は極めて高い。
初コース以外で課題となるのは、過去最重の斤量57キロ。しかし、これまでのレースぶりから斤量に泣くタイプではなく、むしろ力勝負を望むタイプと見ていい。東京2000mでは鋭さ勝負でエネルジコの末脚に屈する場面もあるだろうが、持続力勝負の新潟ならクイーンズウォークに分があるとみる。
ヴィクトリアマイルで見せた地力は確かで、条件がさらに好転する今回は勝ち負け必至。サマー2000シリーズの掉尾を飾る主役候補として、クイーンズウォークの走りに注目が集まる。

