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【ディセンバーS予想2025】過去には3連単300万馬券が飛び出した波乱レース

2025/12/19 13:05
【ディセンバーS予想2025】過去には3連単300万馬券が飛び出した波乱レース

今週の日曜、中山競馬のメインレースは芝1800mで行われる3歳以上オープンの別定リステッド競走「ディセンバーステークス」が開催。今年は16頭立てでの開催が予定され、年末の中山開催らしく実力馬と伏兵が入り混じる一戦となった。

過去5年の傾向を振り返ると、逃げ馬が2勝、先行馬が2勝と明確に前有利なレース質が浮かび上がる。中山芝1800mはコーナー4つの小回りコースで、位置取りが結果に直結しやすい舞台だ。差し、追い込み一辺倒の馬にとっては、展開の助けが不可欠となる。

前走ローテーションに目を向けると、G1、G2といった格の高いレースから臨んだ馬が過去5年で3勝を挙げている。今年この条件に該当するのは、昨年のデイリー杯2歳ステークス、今年の京成杯でいずれも2着に入った3歳馬ドラゴンブーストと、今年の日経賞13着以来の競馬となる6歳牡馬ホウオウノーサイドの2頭だ。中でも注目はドラゴンブーストで、これまで重賞での好走はいずれも4コーナー2番手という積極策が光っている。今年は皐月賞17着、日本ダービー15着と苦しい結果が続いているが、条件戦への格下げと得意な形に持ち込めれば、データ面からは狙い目の存在といえる。

一方で、ディセンバーステークスは別定戦ながら波乱含みのレースとしても知られている。2021年には3連単300万円超の大波乱が飛び出しており、単純な実績比較では決着しにくい。特に注目すべきは5歳馬の好走傾向で、過去に好走した6頭はいずれも6番人気以下の伏兵だった点だ。今年も人気の盲点となる馬には警戒が必要となる。

人気薄が予想される6歳馬では、G2帰りのホウオウノーサイドに加え、前走の鳴尾記念でまくる競馬を見せながら12着に敗れたショウナンマグマ、近走は大敗続きだが常に強敵相手に戦ってきたビーアストニッシドが挙げられる。いずれも近走成績から評価を落としそうだが、展開ひとつで浮上する余地は十分にあり、馬券妙味という点では見逃せない存在だ。

前有利の傾向と波乱要素が同居するディセンバーステークスは、展開と人気のバランスをどう読むかが鍵となる。今年も一筋縄ではいかない難解な一戦となりそうだ。 

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