【名古屋城ステークス2025予想】新鋭4歳勢vs実績馬、新星台頭かベテランの意地か?

土曜の中京メインはダート1800メートルで行われる3歳以上オープンのハンデ戦「名古屋城ステークス」だ。フルゲート16頭に対し21頭が登録しており、当日もフルゲート必至の一戦となる。
注目はシニスターミニスター産駒でゴドルフィン所有の4歳牡馬ソーニーイシューだ。今年の韓国馬事会杯では大敗を喫したが、それ以外では安定した走りを見せている。中京ダートは1戦して2着と好走歴があり、舞台適性を示している点も強調材料だ。4か月ぶりの実戦となるが、主戦・川田騎手を確保しており、力を発揮できる態勢は整っている。
同じく4歳のコパノリッキー産駒テーオーパスワードも見逃せない。キャリア5戦で3勝を挙げており、潜在能力は高い。半年以上の休養明けとなるが、実績と将来性を考えればソーニーイシューと並ぶ存在といえる。これまで主戦騎手が固定されなかった点が課題だったが、今回は松山騎手との新コンビで挑む。新たなパートナーシップが好結果につながるか注目される。
さらに、芝路線で新潟大賞典3着、小倉記念6着と健闘したキズナ産駒の6歳牡馬ハピも再びダートに戻ってくる。中京ダートは6戦中5回で馬券圏内に入っておりコース適性は申し分ない。人気が4歳勢に集まる中、豊富なキャリアを武器に伏兵として台頭する可能性は十分だ。
名古屋城ステークスは世代の新鋭と実績馬が激突する注目の一戦。秋のダート重賞戦線を占う意味でも見逃せない舞台となる。

