昨年覇者エアロヴェロシティ疝痛による断念で混戦模様の訪れ

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高松宮記念出走に向け先日から来日している香港の短距離王・エアロヴェロシティに疝痛が発症したことにより回避が決まりました。昨年秋のスプリンターズステークスでも出走が叶わなかったため、日本での観戦はまたの機会へと持ち越しとなりました。

日本でもファンの多い馬だけに残念で仕方ありませんが、それと同時に馬券検討のうえでも、軸馬も失った方も多いのではないでしょうか。一気に混戦模様になった今週末の高松宮記念。本賞金が厳しいと思われていたビッグアーサーは結局抽選にもならず出走がかないそうです。今回もまた藤岡康太騎手に手綱が戻ることなく、福永騎手想定です。

逃げ争いもまた今回は見所のひとつになります。今年は中途半端な競馬ではなくハナに、というのがミッキーアイル陣営。今年はさらにそれにハクサンムーン、若武者・中井騎手騎乗のローレルベローチェが絡みます。

先行激化が早くも予想されることもあり、やはり狙いたいのは差し馬ということで、ウキヨノカゼに今回期待したいです。前走は競馬にならない重馬場で後方のまま何もせず終わりましたが、昨年のスプリンターズSでは3着に入っており、ストレイトガールがいない今年のスプリント界なら十分上位を誇れる戦績。

また長期休み明けを叩いて調子上向きのスノードラゴンもまた展開が向きそうな一頭。エアロヴェロシティ不在となると、どの馬から予想してもそれなりに理由づけができてしまう、そんな高松宮記念になりそうです。

来月からはいよいよクラシックも開幕。軍資金、しっかりゲットしておきたいところですね。