アグネスゴールド、ブラジルで死す
日本国内で種牡馬入り後は目立つほどの結果を出せず、米国を経て08年にブラジルへ渡り、現地で種牡馬として活躍していたアグネスゴールド(牡23)が、上腕骨を骨折し、繋養先で死亡したことが明らかになった。27日、ブラジルの競馬メディア「turf diario」が報じた。
アグネスゴールドは2000年に栗東・長浜博之厩舎所属でデビュー。翌年2001年のスプリングS(G3)、きさらぎ賞(G3)を制し、クラシックでも有力候補として注目を集めていたが、皐月賞を前に骨折。復帰後は結果を出せず、2003年に左前脚屈腱炎で引退した。
引退後は北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬入りし、2007年からは米国へ行き、2008年からはブラジルで種牡馬生活を送った。リオ三冠牝馬ジャネールモネイ、同二冠牝馬マイスキーボニータ、アルゼンチンとアメリカでG1を制したアイヴァーなど南米で多数のG1馬を送り出した。昨年、感染症により生殖機能に問題が生じたことから種牡馬を引退、功労馬になった。
アグネスゴールドは、父サンデーサイレンス、母エリザベスローズ、母の父ノーザンテーストという血統。通算成績は7戦4勝。アグネスゴールド号のご冥福をお祈りします。