【セントライト記念2024予想】ダービーで先行した馬を狙え!

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祝日月曜日の中山メインは関東エリアで行われる菊花賞のトライアル「セントライト記念」が開催。同レースで毎年有力視しているのは、前走日本ダービーを出走している先行馬だ。

というのも、過去10年で先行馬は5勝(5-6-3-22)を挙げており好成績。中山コースは基本的に先行が有利になりやすく、菊花賞トライアルということで例年ペースもスローになりがちだ。本番前にハイペースで飛ばしていく馬も少なく、前が残りやすいというレース特徴がある。

また、前走日本ダービー組も過去10年で5勝(5-7-5-22)とこちらも好成績。勝利数、連対数、3着内の回数は前走レースの中で最多となっている。世代の頂上決戦であるダービーで前目に付けることが出来る先行力があるなら、先行有利な同レースにおいては大きな好材料となる。

以上の点をふまえて狙いたいのは、日本ダービー・8着から参戦するエコロヴァルツだ。

前走の日本ダービーは逃げて1000m通過62秒2というスローペースを展開。ラスト5Fからは全て11秒台が続く消耗戦となった。ただ、当日の馬場はかなりの高速馬場で、前が止まらないという展開に。エコロヴァルツも何とか耐えきりたかったが、さすがに最後は失速しての8着だった。2,3列目で壁を作りつつ先行という形で競馬ができればまた結果は違っていた可能性が高いが、さすがに逃げからのロングスパートの仕掛けでダービーを勝ち切るのは難しすぎたか。

悔いのない逃げであったが、逃げか追い込みかの極端な競馬しかできないのはネックだ。今回は内に入っているタガノデュードあたりが逃げそうな気配があり、この馬が行けば番手、誰も行かなければハナを行くというイメージ。外から絡んできそうな先行馬もあまりおらず、今年もやはりペースはそこまで上がらなそうだ。

個人的には、番手追走からのスロー想定で、最後は岩田騎手が内目を狙っての押し切り勝ちというのが理想的な展開。2度目の騎乗で馬のクセも掴めた可能性も高く、得意の“イン突き”を決めるためにも今度は馬群の内で脚をためる競馬を展開してくる可能性は十分にある。

脚質別成績を見てもダービーで逃げた馬は「1-1-0-0」とデータ数こそ少ないもののパーフェクト連対を果たしており、今回はデータ的にも“買い”材料が多く揃っている。ある程度人気を集める1頭となりそうだが、ここは高い確率で馬券に絡んでくると見て、有力視したい。