【CBC賞2019予想】狙い目は重馬場巧者の穴馬!?
今週から始まる中京競馬の開幕を飾るのは短距離のハンデ重賞「CBC賞」です。
今年は2017年の高松宮記念の覇者で、今年も2着に好走したセイウンコウセイを初め、同じく今年の高松宮記念で17番人気ながら3着に激走したショウナンアンセム、同9着のアレスバローズ、同10着のラインスピリットなど短距離G1を闘った馬達や、昨年のNHKマイルC・4着のレッドアンシェル、桜花賞・10着から前走の葵Sで3着に善戦して巻き返しを狙うアウィルアウェイなど、様々な路線から集結してきました。
そんな中、今回注目しているのは6歳牝馬のキョウワゼノビアです。キョウワゼノビアは、昨年秋に新潟競馬場で行われた3勝クラスの長岡Sを勝利し、5歳馬でオープン入りを果たした遅咲きの牝馬。オープン入りしてからは4戦して、11着→13着→7着→8着と結果がでておりませんでしたが、オープン5戦目の谷川岳Sで3着に好走すると、前走のパラダイスSでも3着に入着し、連続で好走して再び重賞タイトルを狙いに重賞の舞台へ戻ってきました。
前走のパラダイスSでは、マイル重賞戦線で活躍しているストーミーシーを相手に先着しております。上り時計では劣るものの、直線で前が詰まって後ろからストーミーシーが前に出ますが、そこから進路を変えてから再び伸びて、一回差されたストーミーシーを差し返す粘り強さを見せました。上り3ハロンこそストーミーシーには及びませんでしたが、次も好レースを期待させる内容でした。
今週末は雨予報ということで重馬場での争いとなる可能性が高そうですが、キョウワゼノビアはダートでの勝利実績もあり、重馬場適性は高い馬です。今回の出走馬13頭の中で、重馬場で勝利しているのはセイウンコウセイとキョウワゼノビアの2頭のみですが、キョウワゼノビアは重馬場で行われた3戦ともに上り3ハロンで3位以内と重馬場を苦にせずに差してきており、渋った馬場を苦にしない強みがあります。
今回のCBC賞は、高松宮記念で上位に食い込んだ実績馬も出走してきますが、キョウワゼノビアの斤量が52kgなのに対し、前走高松宮記念組は4頭おりますが58kg、56kg、57.5kg、56kgと全馬とも4kg以上ものハンデ差があります。さらに高松宮記念組は3ヶ月の休み明けで強く狙い難い部分もあります。
ハンデや休み明けなどの状況を考えると、近走好調で重馬場が得意なキョウワゼノビアが上位争いを演じる可能性は十分あると言えるでしょう。ということで、今年のCBC賞は実績からも馬券的な妙味はたっぷりの1頭となりそうなキョウワゼノビアを狙ってみたいと思います。