オールブラッシュ引退、無事に種牡馬へ
2017年の川崎記念を制したオールブラッシュ(牡9、藤田輝信厩舎)が、青森県十和田市のスプリングファームで種牡馬になることが明らかになった。11日、社台サラブレッドクラブが公式ホームページで発表した。
オールブラッシュは2014年に中京でデビュー。2017年の川崎記念を勝利し、重賞初制覇を達成。その後も、2018年の浦和記念を制すなど、地方交流重賞で活躍。2019年11月末にJRAから大井へ転厩してからも、川崎の報知オールスターカップを制し重賞3勝目を挙げるなど活躍。2021年も報知オールスターカップを目指して調整されてきたが、腰に疲れが出たために同レースを回避。そのまま引退となった。
年明け7日に開催された今年最初の「サラブレッドオークション」に上場される予定もあったが、健康状態と年齢を考慮して北海道千歳市の社台ファームで乗馬になるプランが浮上していた。しかし、またもや状況が一転し、無事に種牡馬入りが決定した。状況が二転三転したが、父ウォーエンブレムから受け継がれた貴重な血が次世代に託されることなった。
オールブラッシュは父ウォーエンブレム、母ブラッシングプリンセス、母父Crafty Prospectorという血統。通算成績43戦8勝。オールブラッシュ号、お疲れさまでした。