【札幌2歳ステークス2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?
夏の札幌競馬のラストを飾る重賞「札幌2歳S」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
ガイアメンテ(牡2、須貝尚介厩舎)
8/30(水)札幌・芝(良)5F65.6-4F49.8-3F35.7-1F11.4(馬なり)
武豊騎手を背に札幌の芝コースで単走。2歳1勝クラスの僚馬ウールデュボヌールを2馬身追走し、直線は外からラスト1F11秒4の鋭い脚で伸びて併入しました。相手を交わし切ることは出来ませんでしたが、4コーナーでは体全体をいっぱいに使った迫力のあるフットワークで並びかけており、直線も持ったままの楽な手応えで好時計をマークと好内容の追い切りを消化しました。1週前は函館の芝コースで併せ馬を行い、4F50.5-1F11.8の好時計をマークし、併せた1頭に先着、1頭と併入しました。洋芝コースで好時計を連発しており、状態も万全という印象です。
トレミニョン(牝2、和田勇介厩舎)
8/30(水)札幌・芝(良)5F66.5-4F50.6-3F37.9-1F11.8(馬なり)
札幌芝コースで2頭併せ。序盤は併せ馬の後ろでしっかりと折り合い、4コーナーで内から抜群の手応えで並びかけると、直線は持ったままながらもラスト1F11秒8の脚で伸びて併入しました。少しさばきが硬いところが見られた馬ですが、今回の追い切りではスムーズさが増した印象。デビュー戦の追い切りや本番のレースを見る限りでは落ち着いた走りが印象的で、操縦性も高そうです。北海道に滞在して抜かりなく調整できており、荒れてきた馬場もこなせそうな気配。万全の態勢で迎えられそうなここは高いパフォーマンスが期待できそうです。
ロジルーラー(牡2、稲垣幸雄厩舎)
8/30(水)札幌・芝(良)5F63.8-4F49.4-3F35.8-1F11.9(馬なり)
札幌芝コースで単走。前半はゆったりと折り合いに専念して進めましたが、3コーナーあたりから徐々にピッチを上げ、4コーナーは抜群の手応えで外をまわって直線はラスト1F11秒9の脚で伸びてゴール。1週前は菅原明良騎手を背に美浦の南Wで3頭併せを行い、5F69.4-1F11.7をマークし、2頭と併入しました。併せた馬はいずれも古馬で、直線は強めに追われてラスト1F11秒7の脚で叩き合ってと、中身の濃い追い切りを消化しました。まだ幼いところがある馬ですが、かき込んで走るパワータイプという印象で、洋芝にもしっかり対応できそうです。