【天皇賞秋2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬3頭をピックアップ
秋の中距離王者決定戦「天皇賞秋」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ドウデュース(牡4、友道康夫厩舎)
10/25(水)栗東・坂路(良)4F52.8-3F37.8-2F24.1-1F12.0(馬なり)
栗東坂路で単走。しまい重点に追われて坂は馬場の真ん中をパワフルなフットワークで駆け上がり、ラスト2Fは12.1-12.0の加速ラップでまとめてゴール。終始持ったままの余力残しながらこの時計は優秀です。1週前は武豊騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、一杯に追われて先行させた古馬オープン馬2頭に先着。時計は6F81.1-1F11.2の好時計で、しまい2Fは11.2-11.2の好ラップをマークと動き・時計ともに文句なしの内容です。併せた2頭もフライライクバードとユーキャンスマイルと濃い相手で申し分ありません。十分に態勢は整っていると見て間違いないでしょう。
ジャックドール(牡5、藤岡健一厩舎)
10/25(水)栗東・CW(良)5F65.4-4F49.7-3F35.3-1F11.0(馬なり)
栗東CWコースで単走。道中はしっかり脚を溜めてゆったりと進め、直線は軽い仕掛けに鋭く反応してラスト1Fは11.0の切れ味を見せてゴール。1週前は藤岡祐介騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、古馬オープンのヴァンケドミンゴを先行させて半馬身先着。時計は6F81.1-1F11.1の好時計をマークしました。時計面でこれだけ速い時計の計時は攻め込まれた証拠で、しまいも11.1なら力は出せる状態にありそうです。先週でほぼ仕上がっている印象で、最終は単走しまい重点で好時計マークと、調整過程は順調そのもの。「状態だけで言うと過去イチ」と藤岡調教師も強気のコメントを残しており、本番が楽しみな1頭です。
ガイアフォース(牡4、杉山晴紀厩舎)
10/25(水)栗東・坂路(良)4F54.0-3F39.2-2F25.0-1F11.9(馬なり)
西村淳也騎手を背に栗東坂路で単走。前半はゆったりと脚を溜め、しまい重点に追われてラスト1Fは11.9の好時計でゴールとメリハリのついた追い切りを消化。1週前も西村騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、一杯に追われて7F96.9-1F11.6をマークして最先着でゴールしました。これまで坂路でしか追われてこなかった馬で普段併せ馬も2頭ですが、今回はCWコースを3頭併せで長めに追われてと、調教パターンをガラッと変えてました。それでも時計は優秀で、古馬3勝クラスの併せ馬2頭に豪快に先着と、内容は抜群です。中4週と間隔は詰まっていますが、この追い切り内容なら状態は万全でしょう。