素質開花は相性のいいこの舞台で!新潟記念考察。
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今年は復権という言葉が相応しい岩田康誠騎手。リーディングジョッキーでも例外ではなく、どんな騎手にせよ安定して毎月成績を残すというのは非常に難しいものです。昨年は大スランプに陥った岩田騎手でしたが、今年に入って大きな落ち込みは見られず、重賞でも成果を上げて来ています。また、先週の新潟2歳ステークスではドリームパスポートの弟フロンティアで優勝しました。リーディングでも現段階で関西5位につけており、4位の和田騎手を猛追中です。
そんな岩田騎手が今週の重賞でタッグを組むパートナーがハービンジャー産駒のトーセンバジル。2歳のころから評判の高かった馬ですが、伸び悩みが見られ今もまだ能力全開とまでは行っていないようです。しかし、オープン未勝利の身ながらここ3戦でジャパンカップ、阪神大賞典、天皇賞(春)と使われているあたりは、陣営の期待値の高さも伺えます。
今回は約4ヶ月の休み明けとなりますが、休養明けの実績は3着2回と5着が1回と連対こそしませんが、2度の3着もG2での成績ということもあり、鉄砲には強いタイプと見て取れます。また、新潟コースでは過去1度の出走になりますが、そこで勝利している相性の良い舞台。3着になった阪神大賞典ではサトノダイヤモンド、シュヴァルグランとレベルの高い馬を相手取りました。岩田騎手は新潟記念での優勝経験はありませんが、トーセンバジルの重賞初勝利と共に達成してもらいたいものです。