【葵ステークス予想2022】スプリントG1へ繋がる一戦!オタルエバーやアネゴハダなど出走予定馬を考察
重賞へ格上げされて今年で5回目となる3歳スプリントの「葵ステークス」。オープン特別時代から多数後のG1馬を輩出しており、後のスプリントG1にもつながる可能性があるレースとして注目したい1戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。
オタルエバー(牡3、中竹和也厩舎)
今年初戦のファルコンSで3着だったオタルエバー。前走のNHKマイルCでは16着でしたが、マイルは距離が長かった印象で、距離短縮のここで巻き返しを狙います。新潟2歳SとファルコンSで3着という実績があり、今回のメンバーに入れば上位の存在となるでしょう。1200mは今回初めてとなりますが、1400mは1勝2着1回と好走しており、こなせそうな気配はあります。テンの速さがあるわけではありませんが、前走から2Fの距離短縮とメンバーの格が落ちるここは条件好転と言って良いでしょう。
アネゴハダ(牝3、佐々木晶厩舎)
2走前のフィリーズレビューで3着に好走したアネゴハダ。前走の桜花賞では15着大敗とG1の壁に跳ね返されましたが、ラスト1Fあたりで脚が止まってしまったことからも、敗因は距離だった可能性が高そうです。フィリーズレビューではハイペースで前が崩れる展開を、好位3番手追走で粘っての3着と強い競馬をしています。1200mは昨年の小倉2歳Sで3着に好走している実績もありますし、適距離に戻るここは勝ち負けになるでしょう。
ウインマーベル(牡3、深山雅史厩舎)
前走の橘Sを快勝したウインマーベル。2走前のファルコンSでは15着に大敗しましたが、直線で挟まれる大きな不利が影響してのもの。続く橘Sでは好位から押し切る横綱相撲で快勝し、しっかり巻き返しを果たしました。勝ちタイムもレコードに0秒1差まで迫る好時計で、重賞でも通用しそうなスピードがあります。デビューからの3戦はすべて1200mで、もともと短距離路線で期待されてきた馬。中京の1200mも中京2歳S・2着の実績があり、舞台適性の高さも証明済み。ここを快勝し、ファルコンSの雪辱を果たせるかに注目です。