【阪神ジャンプステークス2025】暮れの大一番に向けた障害重賞!ジューンベロシティやネビーイームなど出走予定馬を考察

今週は障害重賞の「阪神ジャンプS」が阪神競馬場で開催されます。暮れの大一番に向けて障害界も徐々に動き出してきました。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ジューンベロシティ(牡7、武英智厩舎)
東京ジャンプステークス・1着から参戦するジューンベロシティ。障害重賞5勝の実績が光る名ジャンパーですが、うち4勝を東京コースで挙げており、東京での功績が目立ちます。阪神競馬場や中山競馬場と違って東京競馬場の障害コースは右回りと左回りが入れ替わるタスキコースが無いため、最初に獲得したポジションがレースの内容に大きく影響するコース形態。それでも阪神ジャンプSは2023年に制しており、今年3月の阪神スプリングJでも2着と阪神コースもこなせる優等生です。前走は中山とGJの激走からの疲れが抜けきれない状態でも圧勝しており、しっかり休んだ今回は高いパフォーマンスが期待できそうです。
ネビーイーム(牡7、佐々木晶厩舎)
前走のソレイユJS・1着から参戦するネビーイーム。重賞こそ未勝利も、昨年末の中山大障害・3着、今年は阪神スプリングジャンプ・3着、中山グランドジャンプ・2着とハイレベルな障害G1戦線で活躍している実績馬です。阪神コースは2023年の阪神ジャンプステークス・3着、今年3月の阪神スプリングジャンプ・3着とコース適性は問題なし。飛越は安定しており、主戦の小牧加矢太騎手が「馬が自分で考えて飛んでくれるので、騎手は馬に任せる」とコメントするほどのベテランホース。実績上位なだけにここは悲願の重賞初Vへの期待十分です。
トゥラッタッタ(牡4、新開幸一厩舎)
障害オープン・8着から巻き返しを狙うトゥラッタッタ。前走は飛越でスムーズさを欠き、障害毎に遅れてしまった印象。5月に快勝した未勝利戦では足元の悪い中で上がり最速の脚を繰り出して2馬身差で勝利しており、力のいる馬場で高いパフォーマンスを披露しています。今週末の阪神は雨の予報も出ており、馬場はこの馬向きとなる可能性が高そうで。4歳馬でオープン入りし、障害馬としてはまだ若手。まだ馬が幼くこれから体とメンタルが成長すればかなり面白くなりそうな素質馬です。

