【キーンランドカップ予想2025】夏のスプリント王の座を巡り実績馬が集結!パンジャタワーやウインカーネリアンなど出走予定馬を考察

サマースプリントシリーズも終盤戦。同シリーズ第5戦目となる「キーンランドC」が札幌競馬場で開催されます。秋のスプリンターズSに向けた馬達の始動戦となるレースの1つで、実績馬から北海道競馬での上がり馬まで多種彩々なメンバーが揃います。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
パンジャタワー(牡3、橋口慎介厩舎)
前走のNHKマイルCを制し、G1初制覇を果たしたパンジャタワー。前半4ハロン通過は44秒6の超ハイペースで外差し競馬と、様々な条件が向いたということもありますが、ハイレベルなメンバーを相手に一気に突き抜け、最後は熾烈な追い比べを制しと強い勝ちっぷりでした。スピードを削がないように外を回った鞍上の松山弘平騎手の判断も見事で、継続騎乗も好材料。この後はオーストラリアの超高額賞金レースのゴールデンイーグルに挑戦を予定しているだけに、大一番へ向けて弾みをつけられるかに注目です。
ウインカーネリアン(牡8、鹿戸雄一厩舎)
前走はドバイのアルクオーツスプリントで2着に好走したウインカーネリアン。ラスト1Fちょっとのところで抜け出した際はそのまま勝ちきりそうな勢いでしたが、内からビリーヴィングに半馬身交わされて惜敗。追い出しのタイミングが少しだけ早すぎただけで、勝ちに等しい2着と評価していい内容でした。海外遠征明け初戦となりますが、函館へ直接入厩して順調に調整されてきており、休養効果も十分ありそうな気配です。衰えもまだ見られず、ここも地力は上位とみたい1頭です。
レイピア(牡3、中竹和也厩舎)
福島1200mで開催された3勝クラス・会津Sを快勝したレイピア。9頭立てのスローペースを中団から追走し、早めに動いて前を捉えると、上がり3F最速の脚で差し切って快勝しました。秋の時点では1勝クラスを中々勝ちきれずにいた馬でしたが、3月の1勝クラスを突破してからは葵S・3着、2・3勝クラス連勝と弾みを付けてきました。3歳ながらキャリア12戦とタフな馬でもあり、勢いも十分。斤量面からもチャンスは大いにある1頭と言えるでしょう。

