【京成杯2024予想】皐月賞と同舞台の3歳重賞!アーバンシックやバードウォッチャーなど出走予定馬を考察
今週は明け3歳の中距離重賞「京成杯」が中山競馬場で行われます。過去には2010年の京成杯を制したエイシンフラッシュが皐月賞で3着、ダービーを優勝。2018年の勝ち馬ジェネラーレウーノは次走の皐月賞でも3着に好走と、後のクラシックの活躍馬を輩出している注目の一戦となります。今年も素質溢れる期待の3歳馬が集結。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
アーバンシック(牡3、武井亮厩舎)
前走の百日草特別を快勝したアーバンシック。スタートで出遅れ、直後に隣の馬に寄られる不利もあり最後方を追走するかたちとなりましたが、向正面からポジションを押し上げていき、直線は大外から上がり3F最速33.2秒の末脚を発揮して差し切り勝ちを果たしました。札幌1800mで行われたデビュー戦もスタートは今ひとつでしたが、上手くリカバリーして5番手に付けて追走。スローペースの瞬発力戦になり、ゴール前で一気に差し切る強い勝ちっぷりでした。前走は2000mへ延ばしてパフォーマンスを上げているので、ここも引き続き勝ち負けに期待です。
バードウォッチャー(牡3、国枝栄厩舎)
東京1800mで行われたデビュー戦を快勝したバードウォッチャー。スタートは遅めで道中は中団から追走。前後半3Fが37.7-34.4というスローの展開でしっかりと脚を溜め、上がり最速33.5秒の末脚で差し切って快勝しました。折り合いはスムーズで操縦性も高く、直線の反応も鋭くデビュー戦から完成度の高い走りを披露してきました。母は2010年の牝馬三冠馬アパパネで、半姉には2021年の秋華賞馬アカイトリノムスメという良血馬で、クラシックでも期待したくなる逸材。距離は1F延びますが、血統背景からも距離延長はプラスに働きそうな気配十分。無傷の連勝で重賞初制覇となるかに注目です。
ジュンゴールド(牡3、友道康夫厩舎)
京都1800mで行われた紫菊賞を快勝したジュンゴールド。小倉1800mで行われたデビュー戦は控えて中団を追走し、直線で外へ出されて上がり最速の脚を使って差し切りV。続く前走の紫菊賞は5頭立ての少頭数でハナに立ち、直線は上がり最速の脚で後続を突き放して3馬身半差で快勝と、デビュー戦とは違ったかたちで圧勝しました。前走は鞭1発で最後は流して3馬身差の快勝で、デビュー戦は先行勢が上位を占めた展開を差し切り勝ちといずれも次元の違う勝ちっぷり。平坦コースしか経験していませんが、自在性のある脚質や折り合いのスムーズさから、中山コースは合いそうです。クラシックでも見たい1頭なだけに、ここは通過点としたいところ。