【京成杯2025予想】皐月賞と同舞台の3歳重賞!キングノジョーやパーティハーンなど出走予定馬を考察
今週は明け3歳の中距離重賞「京成杯」が中山競馬場で行われます。過去には2010年の京成杯を制したエイシンフラッシュが皐月賞で3着、ダービーを優勝。2018年の勝ち馬ジェネラーレウーノは次走の皐月賞でも3着に好走と、後のクラシックの活躍馬を輩出している注目の一戦となります。今年も素質溢れる期待の3歳馬が集結。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
キングノジョー(牡3、田中博康厩舎)
東京芝2000mのデビュー戦を快勝したキングノジョー。好スタート決めるも序盤でやや折り合いを欠いて、好位から追走。中盤ではルメール騎手がしっかりと折り合ってコントロールを取り戻すも、位置は6番手まで下げています。直線も前が壁でラスト2F過ぎでようやく進路が開いて、そこから伸びて差し切って快勝しました。レース後半は馬群の中に入ってもしっかりと折り合えており、追い出しが遅れつつも上がり3Fは最速の33秒8で、ムチもいれずに最後も流してと余裕の勝ちっぷり。もっと長い距離でも見てみたいですが、ここを通過点にさらなる飛躍が期待される1頭です。
パーティハーン(牡3、友道康夫厩舎)
京都芝2000mの未勝利戦を快勝して駒を進めてきたパーティハーン。デビュー戦こそ2着に敗れるも、続く前走の未勝利戦は先手を取ってマイペースで逃げ、5馬身差の圧勝で初勝利を挙げました。新馬戦も最後の最後でクビ差交わされる僅差の2着で、好位追走から伸びてと違う競馬でこの内容なら悲観する必要は無いでしょう。次走は距離延長で良化しており、引き続き同距離のここは期待十分。折り合いについては問題なく、乗り難い印象も無し。新馬戦から未勝利戦にかけての上積みも相当あったので、ここでも引き続き高いパフォーマンスに期待です。
ゲルチュタール(牡3、杉山晴紀厩舎)
前走の葉牡丹賞・2着から参戦するゲルチュタール。序盤はダッシュがつかずに行きませんでしたが、鞍上のT.マーカンド騎手が気合をつけながら後方から追走。3コーナーで手が動いていき、4コーナーではムチも入れて大きく動かして仕掛けていくと、直線は抜け出しだ3頭でゴールまで接戦の追い比べに。両馬に挟まされるかたちとなってしまいったことで馬がやや躊躇してしまい、ハナ差の2着に惜敗してしまいました。さらなる前進が見込める内容で、負けて強しの内容と言えるでしょう。デビュー戦は7頭立てで楽な競馬でしたが、厳しい競馬となった前走でも対応できたことは大きな魅力です。