【共同通信杯2024予想】3歳クラシックの登竜門！ジャンタルマンタルやエコロヴァルツなど出走予定馬を考察

東京競馬の日曜メインはクラシックへと繋がる注目の一戦「共同通信杯」です。幾多のクラシックホースを輩出しているレースで、今年もまた楽しみな馬が多数出走しております。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ジャンタルマンタル（牡3、高野友和厩舎）

前走の朝日杯FSを快勝し、G1初制覇を果たしたジャンタルマンタル。ハイペースを中団内から追走し、4コーナーで徐々に進出していき、直線は馬場の真ん中に出して伸びて押し切り勝ちと強い勝ちっぷりでした。2走前のデイリー杯2歳Sでは道中かなり掛かりながらも、好位内を追走から直線も内を突いて2馬身差の完勝。朝日杯FSでは壁を作ってしっかり折り合えて急坂もこなしてと、しっかりと課題をクリアしてきました。ここまでの3戦全てで道中は好位内と競馬センスは抜群です。今回は距離延長が最大のカギとなりそうですが、どんな展開でもこなしてきている同馬なら期待は十分です。

エコロヴァルツ（牡3、牧浦充徳厩舎）

前走の朝日杯FS・2着から参戦するエコロヴァルツ。スタート直後に接触で不利、向正面でも接触で不利を受けてと、不本意なかたちになりながらも最後は上がり最速の脚で伸びて0秒1差の2着は大健闘。内容的には一番強い競馬をしたとも言って良い競馬でした。東京コースは初となりますが、福島、札幌、阪神と異なる競馬場で結果を出しているのは好材料です。日本ダービーへの期待を込めて東京を経験させておきたいという意図がありそうで、ここは試走の意味合いも強そうですが、こなすことができれば主役候補に上がってくるはず。勝って堂々とクラシックに挑めるかに注目です。

ミスタージーティー（牡3、矢作芳人厩舎）

前走のホープフルS・5着から巻き返しを狙うミスタージーティー。5着に敗れはしたものの、大外枠スタートや直線で前が詰まる不利があった中で掲示板を確保できた点は高く評価できます。レース後に「完全に騎手のミスです。」というコメントが矢作調教師から出ているように、手綱を握った坂井騎手の判断ミスも影響したかたち。馬自体の能力は高く、本来のパフォーマンスさえ発揮できれば大舞台でも見せ場を作れる1頭でしょう。切れ味が生きる東京コースでは期待したくなる1頭で、瞬発力勝負となれば大いに勝ち負けが期待できそうです。