【京都2歳S予想2020】“出世レース”の2歳G3!バスラットレオンやラーゴムなど出走予定馬を考察
阪神競馬の土曜メインは「京都2歳ステークス」です。2014年にG3に格上げされた比較的新しい重賞ですが、一昨年の3着ワールドプレミアは菊花賞を優勝し、その前の2着タイムフライヤーは続くホープフルSを優勝するなど、同レース好走後にG1ホースに上り詰めた例も多く、隠れた“出世レース”として注目を集めております。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。
バスラットレオン(牡2、矢作芳人厩舎)
7月に札幌の1800mでデビューしたキズナ産駒のバスラットレオン。デビュー戦はスロー逃げから上がり最速33秒6の脚で突き放して2馬身半差をつける快勝で、鞭も使わず最後も余力十分でした。続く札幌2歳Sでは番手から進め、1000m通過59秒1という淀みない流れを先行して3着に好走。内の荒れた馬場を通って2着馬と僅差の3着なら立派な内容と言えるでしょう。洋芝ではなく、もっと切れる芝なら好勝負になる可能性は高そうです。
ラーゴム(牡2、斉藤崇史厩舎)
7月に阪神の2000mでデビューしたオルフェーヴル産駒のラーゴム。デビュー戦は3番手の好位置から先行し、直線では先に抜け出した馬をしっかり交わして快勝しました。続くアイビーSでは控えて中団から進め、直線は大外から追い込んでクビ差の2着に好走。一旦突き放されそうになるも、再度詰め寄る脚を見せており、1Fの距離延長はプラスに働きそうな気配がします。デビューから手綱を握る北村友一騎手が騎乗停止中のため、今回は武豊騎手が代打騎乗を予定。同レースは重賞に格上げ以降の過去6年で3勝しており相性が良く、乗り替わりも不安視する必要はなさそうです。
ワンダフルタウン(牡2、高橋義忠厩舎)
6月に阪神の1800mでデビューしたルーラーシップ産駒のワンダフルタウン。デビュー戦は2着に敗れるも、未勝利では直線で突き抜けて8馬身差のレコード勝ち。続く前走の荻Sでは好位から進め、外目から上がっていくもやや遅れを取って3着という内容でした。馬体重16kg増という状態で、スローからの瞬発力勝負ではさすがに厳しかった印象です。今回は叩き2戦目ですし、スタミナ勝負になれば巻き返しは十分可能でしょう。