【桜花賞2024予想】3歳牝馬“三冠”の1戦目!アスコリピチェーノやクイーンズウォークなど出走予定馬を考察
桜の女王を決める一戦「桜花賞」がいよいよ開催されます。今年も桜の女王の栄冠を求め、3歳牝馬が仁川のマイルで熾烈なバトルを繰り広げます。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
アスコリピチェーノ(牝3、黒岩陽一厩舎)
前走の阪神JF・1着から参戦するアスコリピチェーノ。3戦3勝、無傷の3連勝で2歳女王に君臨した素質馬で、全レースの上がりで33秒台をマークしている切れ者です。東京、新潟、阪神と3つの異なるコースで好走している点も強みで、前走の勝ちっぷり見ても阪神マイルも問題はなさそうな気配です。2月に熱発を発症したようですが、中間は早めに栗東に滞在してじっくりと乗り込まれており、調整も順調。大きな不安要素は見当たらず、極端な枠に配置されて道中不利を受けるといったようなことが無い限り、この馬で盤石という印象があります。
クイーンズウォーク(牝3、中内田充厩舎)
クイーンC・1着から参戦するクイーンズウォーク。道中はリズム良く後方から追走して脚を溜め、直線は外から手応え良く抜け出し、上がり最速33秒4の脚で差し切って快勝。初コースの東京、距離短縮にもしっかりと対応して勝ち切った点は高く評価でき、競馬センスの高さはメンバー上位と言って良いでしょう。距離や舞台適性についてはまだ読めない部分はありますが、坂のあるマイル~中距離は合いそうで、ここでも崩れる姿は想像しにくいです。グレナディアガーズの半妹だけに今後も期待される素質馬で、まだまだ上積みが見込める1頭です。
チェルヴィニア(牝3、木村哲也厩舎)
前走のアルテミスS・1着から参戦するチェルヴィニア。前走は3番手の好位から追走し、直線では前があいたところを上がり最速33秒3の脚で抜け出して快勝と強い勝ちっぷりでした。2走前の未勝利戦も上がり最速33秒0、デビュー戦も上がり3位の33秒4を使えており、決め手は上位。ある程度先行できてキレのある上がりも使える安定感は魅力で、初の阪神でも期待度は十分。G1のペースでも前目から追走して脚を使えるかどうかがカギとなりそうですが、一戦ごとにパフォーマンスを上げてきている点からも、ここでも十分に勝ち負けが期待できそうです。