【皐月賞2023予想】牡馬クラシック第一弾！ソールオリエンスやファントムシーフなど出走予定馬を考察

今年も牡馬クラシック第一弾「皐月賞」がいよいよ始まります。現3歳世代の主役たちが揃うハイレベルな一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ソールオリエンス（牡3、手塚貴久厩舎）

前走の京成杯を勝利し、重賞初制覇を果たしたソールオリエンス。少頭数のスローペースを中団で脚を溜め、直線はメンバー最速の上がり3F34秒5の脚で差し切り快勝。4コーナーで外へ膨れながらも、直線は鮮やかな決め手を披露して2馬身半差突き放す強い勝ちっぷりでした。まだ荒削りなところもありますが、直線で立て直してからの一気の末脚は素質の高さを感じさせる走り。京成杯から皐月賞へのローテーションは珍しい臨戦過程ですが、期待感は高く、とにかく次が楽しみな1頭です。

ファントムシーフ（牡3、西村真幸厩舎）

前走の共同通信社杯を制し、重賞初制覇を果たしたファントムシーフ。昨年末のホープフルSでは4着に敗れましたが、スローで道中はやや折り合いに苦労したところがありました。続く前走の共同通信社杯では番手追走から力強く抜け出して快勝し、しっかりと軌道修正してきました。ダノンザタイガー、タスティエーラ、レイベリングなど骨っぽい馬を相手に完勝して見せたのは能力の高い証拠でしょう。スッと好位を取れる先行力とコーナーを上手く立ち回れる器用さは中山向き。引き続きC.ルメール騎手とのコンビでG1初制覇を狙います。

フリームファクシ（牡3、須貝尚介厩舎）

前走のきさらぎ賞を快勝し、重賞初制覇を果たしたフリームファクシ。新馬戦こそ2着に敗れましたが、その後は3連勝で重賞制覇と勢いは十分。いずれも着差以上に余裕のある勝ちっぷりで、前走のきさらぎ賞では好位から抜け出し後続の追撃を振り切り、2着馬とはアタマ差も、3着馬には大きく差をつける勝ちっぷりでした。少々力むところがある馬ですが、今回は前を主張する馬も多く、同馬向きの展開になればこの馬の良さも出てくるはず。短期免許で来日するD.レーン騎手がどう操るのかも見どころとなりそうです。