【TCK女王盃2016予想】中央、地方を交えた女の熱き戦い!

1月13日(水)は、大井競馬場で年明け最初の重賞となる牝馬限定のダート競争「第19回TCK女王盃」が開催される。真冬のダート女王の座を目指して全国から女傑が集まる。中央・地方全国指定交流ということでJRAからも有力馬が多数出走する同レースで、近年はJRA所属馬の攻勢が続いている。今年も中央から精鋭が参戦し、それを迎え撃つ地方勢の奮起にも期待が寄せられる。

中央の「女傑」を相手に地方勢は意地を見せれるか?

中央から参戦する競走馬の中でも一際注目を集めているのが昨年のJBCレディスクラシックでG1初制覇を果たしたホワイトフーガだ。2014年のJBCレディスクラシックの覇者であったサンビスタに5馬身差も付けて快勝し、一躍その名をダート界に広めた牝馬である。サンビスタがその後中央のチャンピオンズCを優勝していることもあり、ホワイトフーガの実力がフロックではなかったことはほぼ証明されているのではないだろうか。新ダート女王として挑む明け4歳の初戦は負けられない一戦だ。

同じく中央から参戦するディアマイダーリンはフローラS2着、フラワーC3着と芝の中央重賞で活躍していた馬だ。前走のクイーン賞でダート初挑戦であったがダートのベテラン、トロワボヌールを見事に破り、芝では獲れなかった重賞をダートで初制覇した。大井初登場となるが若いうちにダートでの適性を見出せて今後も期待される一頭だ。

地方勢の中では南関では知る人ぞ知るノットオーソリティが最有力か。JBCレディスクラシックでは中央の強豪相手に外を回りながら見せ場を作ってくれたが、スタートの出遅れも影響してか6着に敗れた。前走のクイーン賞でも果敢に逃げて押し切るかという見せ場を作ってくれたが、ここでも中央馬2頭に交わされ3着に惜敗した。何度も中央馬に果敢に挑むその姿勢は負けても格好が良く、そのファイティングスピリットに喝采を送るファンも少なくないだろう。地方代表としての意地を見せてほしいところだ。

地方からは昨年のJBCレディスクラシックでは後方からなんとか脚を伸ばして5着に粘り込んだリュウグウノツカイも参戦だ。レディスクラシック以降は勝ち切れないレースが続いているが、交流GIで5着に食い込める地力はある。B1クラスまであと一歩のところまで来ている馬で、ここでも健闘してみせたいところ。

-出走予定馬-

日本中央競馬界(5頭)
所属/馬名性齢騎乗予定騎手
美浦セキショウ牝6未定
美浦タマノブリュネット牝4戸崎圭太
美浦ディアマイダーリン牝4横山典弘
美浦パワースポット牝8岩田康誠
美浦ホワイトフーガ牝4大野拓弥
南関東(5頭)
所属/馬名性齢騎乗予定騎手
大井ケイアイリブラ牝6今野忠成
川崎ジュウニントイロ牝8未定
大井ティーズアライズ牝4矢野貴之
船橋ノットオーソリティ牝5吉原寛人
川崎リュウグウノツカイ牝5未定
他地区(3頭)
所属/馬名性齢騎乗予定騎手
笠松タッチデュール牝7中野省吾
金沢ボルテックスセドナ牝4青柳正義
笠松ユーセイクインサー牝6横川怜央