【新潟2歳S予想2018】4馬身差圧勝の兄に続けるか?兄妹同一重賞Vかかるスティルネス
今週の新潟競馬の日曜メインレースに組まれているのは新潟2歳ステークスです。過去にセイウンワンダー、ハープスター、イスラボニータといったG1馬を輩出している出世レースです。
今年はフルゲート18頭に対して登録登録12頭と、過去10年でみても一番頭数が揃わない結果とはなりましたが、そんな中でも注目の1頭を今回はご紹介いたします。
父ゴールドヘイロー・母マツリダワルツのスティルネス(牝2、小島茂厩舎)です。
半兄のロードクエストは2015年に4馬身差をつけて完勝した同レースの覇者ということもあり、厩舎としてもこの血統への思い入れは強いのではないでしょうか。デビュー戦は福島競馬場の芝1200mを選択し、中段追走から差しきる勝利を見せました。前半から急がせず、距離が持つようにと騎乗した田辺騎手の好プレーが光りましたが、今回はデビュー戦で騎乗した田辺騎手に替わり、三浦皇成騎手がスティルネスの手綱を握ります。折り合いも問題はなさそうなので、三浦騎手にも上手く乗ってもらいたいところです。小柄な牝馬ということで、タイプは半兄のロードクエストと異なるものの、切れる脚を持っている点では一致しています。
不安材料は以下の2点になります。1点目はデビュー戦の相手関係です。初戦の2~5着馬がいずれも次走で3着を外す敗退を喫しており、レースレベルに疑問符がつく可能性もあります。続いて2点目は、前走芝1200m組がこのレースでは分が悪いことが挙げられます。過去10年で唯一連に絡めたのが2008年に2着に食い込んだツクバホクトオーのみということで、圧倒的に前走は1400m以上組が強いレースになっています。
以上の不安材料を覆して出世レースを制すれば、今後のビッグレースへの参戦も期待が高まります。兄妹同一重賞制覇となるかに注目です。