【クラスターC2016予想】昨年の覇者・ダノンレジェンドが斤量60キロで連覇なるか?!

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夏の短距離重賞であるクラスターカップ。昨年は2, 3着馬に地方馬のポアゾンブラックとラブバレットが絡み、非常に盛り上がるレースとなった。また、18日には佐賀でサマーチャンピオン(ダート1400m)が組まれているため、純粋なスプリンターが揃う楽しみなレースでもある。そしてもちろん、秋のJBCに向けて非常に重要な鍵を握る一戦で、12月のカペラステークスに向けても正確に実力差を見極める良い機会とも言える。したがって、今回はダノンレジェンドなど中央勢5頭と地元勢の穴馬として面白い馬を取り上げたいと考えている。昨年の覇者が斤量60キロで勝ち負けになるのか。それとも、別の馬に勝機はあるかどうか。その辺りを中心に解説していきたいと考えているので、ぜひ読者の方は前日予想の参考にして頂ければと思う。

今回注目すべき中央勢は以下の3頭であろう。それは、①ダノンレジェンド(Mデムーロ騎手)と②ブルドックボス(ルメール騎手)、③フォーエバーモア(蛯名騎手)である。

まず、①ダノンレジェンドは言わずもがな昨年の覇者で、ダート短距離路線では常に馬券に絡む安定感抜群の馬である。また、ライバルのコーリンベリーが出走せず相手関係が楽なことを考えれば、斤量60キロさえ克服できれば連覇の可能性は高いはずだ。そして、②ブルドックボスは前走のかきつばた記念こそノボバカラに敗れる2着であったが、2走前の東京スプリントは4着に健闘。得意のスプリント路線に距離が戻れば楽しみな1頭だ。一方で、③フォーエバーモアは前走のマリーンCこそ5着に大敗したが、2走前のすばるステークスでニシケンモノノフの3着。距離短縮で展開さえ向けば怖い存在になるであろう。

ダノンレジェンドの連覇を阻む馬は?!この1頭が枠を生かして逆転も!

上記においてそれぞれの長所を取り上げたが、最も注目すべき存在は②ブルドックボスであろう。やはり、3走前の中山1200mのOP特別で勝利していることや2走前にダノンレジェンドを苦しめた4着は評価できる。また、その2走前の東京スプリントはダノンレジェンドとの斤量差が1キロ。そして、今回は6キロも違う点を考慮すると逆転可能なポジション。枠も最内枠で、ロスなくスムーズに馬群を割ってこれれば差し切る可能性は高い。一方で、昨年の王者である①ダノンレジェンドは、さすがに斤量60キロは厳しい。メンバーは楽でも取りこぼすのであれば今回であろう。また、③フォーエバーモアは若干力不足感が否めない。ここは2, 3着が限界。

また、残りの中央勢の④ワイドエクセレント(石川騎手)と⑤マキャヴィティ(戸崎騎手)はOP特別で取りこぼしているように、格上が揃う重賞路線では勝ち負けまでは厳しい。したがって、2, 3着の押さえで問題ない。

注目の地方勢は?!昨年3着に健闘したあの馬はどうか?!

そして、地方勢で最も注目すべき馬は①ラブバレット(山本聡騎手)である。春のかきつばた記念こそ6着に敗れてしまったが、ここは地元の舞台。外枠を引いてスンナリと先行できれば昨年同様に掲示板に絡む力はある。必ず3着の押さえとして覚えておきたい1頭だ。また、②クリーンエコロジー(岩橋騎手)も注意したい。3走前の北海道スプリントCは4着に好走。ここ2走は1000m戦で結果を残せてないが、距離延長と前が早くなるメンバー構成を考慮すればラブバレット同様に3着ならば十分にありうるはずだ。

以上、中央勢を中心に取捨選択をハッキリさせて解説した。何度も言うが、ダノンレジェンドの斤量60キロは相当厳しい条件で、実力面で1枚抜けてると言えども苦戦が予想される。そうなれば、先ほど取り上げたブルドックボスやフォーエバーモアなどにも勝つチャンスが出てくる。また、必ず人気薄になるであろうラブバレットとクリーンエコロジーに関しても忘れずに馬券に絡めたいところである。ぜひ、読者の方には上記で紹介した地方馬2頭とブルドックボスに注目した上で、三連系の絞った馬券で中波乱の配当をゲットして頂きたいと考えている。