【クラスターC予想2025】ダート短距離戦線の登竜門!注目の3頭を考察

8月11日(月)、盛岡競馬場ではダート1200mで行われるJpn3「クラスターカップ」が開催される。
過去にはノボジャックがこのレースを制したのちJBCスプリント初代王者となった。また、2020年にはドバイ・ゴールデンシャヒーン出走経験もある快速馬・マテラスカイが1分8秒5のレコードで優勝。昨年の覇者リメイクもその後、海外を舞台に活躍しており、このレースから飛躍を遂げた例は少なくない。今年の勝ち馬が将来どのようなキャリアを歩むかにも注目が集まる。
今年の出走馬の中で注目したいのはリアルスティール産駒のチカッパである。近走は振るわず、サウジのリヤドスプリントとさきたま杯で連敗を喫しているが、いずれもハイレベルな相手との一戦だった。ただし、左回りでは2戦とも大敗しており、盛岡の左回りも不安材料となる可能性がある。
一方、モーリス産駒のサンライズアムールは前走・水無月ステークスで久々の勝利を挙げ、勢いを取り戻しつつある。これまでオープン勝ちはあるものの重賞では善戦止まり。今回は本賞金の加算が求められる勝負の一戦となる。
また、2022年のNHKマイルカップを制したダノンスコーピオンも参戦予定。同年の富士ステークス3着以降はスランプが続いており、様々な条件を試す中で今回は初の盛岡ダートに挑む。ダートではこれまで掲示板にも載っておらず適性面に課題は残るが、未知の可能性には一抹の期待もある。
どの馬がこの夏のスプリント戦線で一歩抜け出すのか。地方交流戦ならではの緊張感と激戦が期待されるクラスターカップ。今年もダート短距離界の今後を占う一戦となりそうだ。

