マンハッタンカフェの系譜を受け継ぐガルボ、産駒が高知ダービー制覇で注目度上昇中!

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G1勝ち馬、かつ良血馬に繁殖牝馬が集まるのは日本のみならず海外も同様といえるかもしれません。

とはいえ、ブラックタイドからキタサンブラックのような大物が誕生するケースがあるように、良血牝馬に一流種牡馬をつければ一流馬が生まれる、というほど単純明快ではないのが競走馬の馬産といえ、またそこがブラッドスポーツの奥深さといえるかもしれません。

現役時代に応援していた馬で、G1こそ勝てなかったものの種牡馬入りした馬の産駒にはついつい目が行ってしまう、という競馬ファンも多いかもしれず、そういった意味で注目したいのが、マンハッタンカフェ産駒のガルボです。

主な勝ち鞍はシンザン記念やダービー卿CTなど重賞4勝と、種牡馬入りするには地味な戦績ながら、引退後はアロースタッドで種牡馬生活に入っており、毎年10頭前後と少ないながら種付けを続けています。

今年で3世代目となるガルボ産駒ですが、JRAではエンドロールが芝2400mで特別戦を含む2勝を挙げ、父とは異なる距離適性で異色を放っています。モチベーションも2歳8月と早い時期に勝ち上がりを果たし、2勝クラスの特別戦でも2着に入っており、2勝目も目前という位置に来ています。

そんな中存在感を示しているのが、新ひだか町・原則夫氏の生産馬で、地元・高知所属のガルボマンボです。今月12日に高知競馬場で行われた全国交流重賞の「第50回高知優駿」で見事優勝しています。

他地区からも強豪が集まった一戦で、今回がデビュー22戦目とかなりタイトなレース間隔で使われての戴冠となりました。

産駒の頭数こそ少ないものの、地方のガルボマンボをはじめ、3世代目にして花開きつつあるガルボ産駒の活躍に、JRA、地方競馬ともに期待したいところですね。