【ジャパンカップ2017予想】今年の外国馬4頭を考察、アイダホ、ブームタイムらは買えるのか?

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今年のジャパンカップには4頭の外国招待馬が出走予定となっております。アイダホ(牡4、愛国)、ブームタイム(牡6、豪州)、イキートス(牡5、独国)、ギニョール(牡5、独国)の4頭となります。

ジャパンカップ(2017)に出走する外国馬4頭

アイダホ(牡4、愛国)

G1・27勝で年間最多記録を更新したA.オブライエン調教師が、実に7年ぶりとなる参戦を予定。アイダホはその名門オブライエン厩舎からの一頭です。今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスでは3着に入着。秋は凱旋門賞に挑戦するも8着に敗退。去年はアイルランドダービー2着、イギリスの英国ダービーでも3着と、2400mのG1で善戦しております。G1は未勝利ですが、名門オブライエン厩舎の管理馬というだけでも注目度は高い一頭。さらに同厩舎と主戦騎手契約しているムーア騎手が騎乗するなら、無視はできない存在と言えるでしょう。

ブームタイム(牡6、豪州)

ブームタイムを管理するヘイズ調教師も、90年のベタールースンアップ以来実に27年ぶりと、久々にジャパンカップ制覇を目指します。今年のオーストラリアのG1・コーフィールドカップでは13番人気の低評価を覆して優勝。ジャパンカップと同じ2400mのG1を勝っている点は好材料です。過去にはコーフィールドカップ3着の実績の独国馬アイヴァンホウがジャパンカップに出走して6着に入着しておりますが、果たしてブームタイムはどうか。コーフィールドカップ後はメルボルンカップへ出走し15着に敗退。巻き返しに期待がかかります。

イキートス(牡5、独国)

去年に引き続き今年も参戦。去年のジャパンカップでは、小雨が降り、やや時計がかかる中で後方から脚を伸ばすも7着敗退という内容でしたが、伸びない内ラチ沿いから一瞬見せ場を作り、2着のサウンズオブアースとはコンマ2秒差と悲観できない内容。今年は凱旋門賞にも出走し7着、地元独国では2400mのG1・バイエルン大賞で2着、2000mのG1・ダルマイヤー大賞で1着の実績があります。去年のジャパンカップでも上がりが2位タイの脚を使っており、なかなか侮れない一瞬の脚を持っております。

ギニョール(牡5、独国)

2400mのG1・バーデン大賞ではイキートスを抑えて逃げ切り優勝。さらにその後も同距離のG1・バイエルン大賞でもまたイキートスを抑えて逃げ切って優勝し、G1・2勝目を達成しました。馬は初来日となりますが、管理するJ.カルヴァロ師、騎乗するF.ミナリク騎手は14年のアイヴァンホウ(6着)、15年イトウ(18着)に続き、ジャパンカップは3度目のチャレンジになります。展開を左右する逃げタイプなだけに注目の一頭ですが、果たして日本の馬場でもハナを取れるのかどうか。キタサンブラックも影響を受けそうなタイプなだけに注意しておきたい一頭です。

ブームタイム、ギニョール、イキートスは11月14日(火)に成田空港へ到着予定。アイダホは16日(木)に成田空港へ到着予定となっております。