【クイーンS予想2024】ベスト距離で復活Vなるか?スタニングローズの巻き返しに期待
札幌競馬の日曜メインは、牝馬限定のG3「クイーンステークス」が開催。クラシック路線を歩んできた3歳牝馬達と古馬となって重賞戦線で活躍している先輩牝馬が激突する夏の女王決定戦だ。
今年は秋華賞を買っているG1馬のスタニングローズをはじめ、前走ヴィクトリアマイル組が6頭とG1で奮闘してきた古馬が多数参戦。3歳馬は昨年より頭数こそ減っているが、3頭ともにG1を戦ってきた馬でハイレベルなメンバーが揃った印象。
そんな中で今回有力視したいのは、唯一のG1馬スタニングローズだ。
昨年5月のヴィクトリアマイル・12着後は腱周囲炎のため長期休養を余儀なくされていたが、今年3月の大阪杯で約10か月ぶりに復帰。復帰戦となった大阪杯は8着、続く前走のヴィクトリアマイルでは9着結果は出せずに終わった。
大阪杯は手応え自体は良かったが、距離が長すぎたが最後は垂れてしまった。ヴィクトリアマイルでは逆にマイルのペースが合わず、スピード不足でついて行けなかった。東京マイルの適性も低く、先行勢にも厳しい展開であった。度外視とまでは言わないが、復帰後の2戦は条件が合わなかったと言って良い。
適性距離の1800mに戻る今回は条件好転。マイラーもある程度揃っており、1800mという距離からも落ち着いた流れになりそうだ。前半がゆったりで、札幌1800mのコース傾向から3コーナーあたりからの持続力勝負という展開になる可能性は高い。そうなればタフな展開が理想なスタニングローズにアドバンテージが出てくるはずだ。
復帰後の連敗に加えて斤量57kgと背負わされていることから今回も前評判は低めだが、巻き返しの可能性は十分にあると見たい。