カレンチャンの全弟は中距離馬?カレンカカ初陣へ。
短距離女王といえば最近でいえばストレイトガールです。ではその前と言えば?そうです。カレンチャンですね。
カレンチャンの母・スプリングチケットは父トニービン。そう考えると芝適性は疑いないわけですが、距離は中距離、かつ東京コースが合う、といったイメージがわたしにはあります。ところが、代表産駒はカレンチャン、スプリングソングといずれも短距離馬。生粋のスプリンターといえる産駒たちです。クロフネ、サクラバクシンオーがそれぞれお父さんなだけに、母系よりも父の血が強くでるお母さんなのかもしれません。
ですが、今年の2歳馬・カレンカカは異色かもしれません。カレンチャンと同じくクロフネ産駒。つまり全弟に当たります。上の兄弟の戦績を考えると芝1200mか、相手関係をみて1400mあたりが無難なスタートではないかと思うのですが、今週19日の京都新馬の芝1800mを予定しています。
3ハロン長いんじゃないのか?大丈夫か?と思いますが、「おとなしくて素直」という安田調教師のコメントもあり、中距離向きなおっとりした性格の持ち主なのかもしれません。体重は500キロ前後での出走となりそうで、ヤネには川田騎手を確保。
距離の壁はあるのかもしれませんが、叔父に皐月賞2着のタケミカヅチがいる血統でもあり、2000mまでならどうにかなるのかもしれません。あるいは、やはり終わってみたらスプリンター、という結果もあるかもしれませんが、1800mでデビューということはクラシックも視野に入れたローテを組みたいという意図も感じられるだけに、興味深い参戦となりそうです。