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種牡馬トーセンファントム今後の可能性に期待

2015/10/15 19:18
競走馬
種牡馬トーセンファントム今後の可能性に期待
昨年まで開催されていたいちょうステークスから名前を変えたサウジアラビアロイヤルカップ。初代勝ち馬はトーセンの冠でおなじみの島川オーナー所有のブレイブスマッシュになりました。今年の2歳馬からトーセンの冠を外しています。 ブレイブスマッシュの生産者はエスティファームで、自家生産です。血統は父トーセンファントム、母トーセンスマッシュ、母父トウカイテイオーで、父母ともトーセンという馬主冥利に尽きる配合ですが、父の名前はあまり聞きなれないと思いませんか? それもそのはず、トーセンファントムはまだ今年で2世代目。なおかつ、自身の戦績は4戦2勝での引退ということで一般的には名が通っている馬とは言いがたいです。そして数すくない勝利レースは新馬戦といちょうS。つまり、親子2代制覇の偉業でもありました。 そんなトーセンファントムに注目してみましょう。父はネオユニヴァース、母はバースデイローズ、母系をたどるとアグネスゴールドやフサイチゼノンといった3歳クラシック路線で人気になった良血たちが名を連ねます。 父ネオユニヴァースでいえば、ヴィクトワールピサが新種牡馬としてデビューしています。戦績でいえばドバイワールドカップ勝ちなどはるかに向こうのほうが上ですが、ブラッド・スポーツである競馬の醍醐味、母系の優秀さを感じさせてくれたブレイブスマッシュでした。 戻ってブレイブスマッシュ目線ですと、父の父ネオユニヴァース・母の父トウカイテイオーと両祖父ともにダービー馬。父トーセンファントムも怪我なく順調だったら、と思わせる戦績で引退していますし、ダービー馬はダービー馬から、と言った格言は今なお生きています。 種牡馬レースではディープインパクト・キングカメハメハの2強時代になっている昨今ですが新しい血が入ってこないと盛り上がりに欠ける。やはり、レアな、かつ「自分だけが知っている」クラスの血統を応援するのも競馬の醍醐味のひとつです。 いちょうSといえば古くはフジキセキやエアグルーヴなども勝った出世レース。名を変えたとはいえ、府中のマイル重賞はカンタンには勝てません。ロードクエスト含め、気になる2歳馬がまたも関東から現れたのがうれしいですね。
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