G1・2勝のフェノーメノ、種牡馬を引退

2013と2014年の天皇賞・春を連覇したフェノーメノ(牡12)が、種牡馬を引退したことが明らかになった。21日、北海道新ひだか町にある繋養先のレックススタッドが発表した。

フェノーメノは2011年に美浦・戸田厩舎からデビュー。翌年4月の青葉賞で重賞初制覇を果たすと、続く日本ダービーでも2着に好走。秋の始動戦として選んだセントライト記念を快勝すると、続く天皇賞・秋でも2着に好走。

翌2013年3月には日経賞で重賞3勝目をマークし、その勢いのまま天皇賞・春を制覇。悲願のG1初制覇を果たした。翌年も同レースを連覇し、メジロマックイーン、テイエムオペラオーに次ぐ史上3頭目の天皇賞・春連覇を達成した。

2015年の日経賞(8着)を最後に引退した。通算は18戦7勝、G1・2勝を含む重賞5勝をマークした。2016年に北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入り。2018年からはレックススタッドで種付けを行っていた。すでに生まれ故郷の北海道安平町にある追分ファームに移動しており、今後は同牧場で余生を過ごす。