JRAホープフルS（2020）のガチガチ“本命馬”と有力“対抗馬”とは？

来年のクラシック戦線を占う上で見逃せない一戦となるホープフルS。来年のクラシックを目指す先々が楽しみな有力馬が、今年も多数集まりました。とは言え、キャリアの少ない2歳戦ということで、走ってみるまで判らないところがあるというのが悩ましいところです。

そんな中で今回最有力視しているのが、クラシックの登竜門とされる東京スポーツ杯2歳Sを制したダノンザキッドです。デビュー戦では、後に京都2歳Sを制したワンダフルタウンに3馬身差をつけて圧勝しており、続く東京スポーツ杯2歳Sでは好位3番手から上がり最速33秒5の鋭い脚で完勝してきました。

デビュー戦は中団から競馬を進め、直線序盤は内へ寄れながらもすぐに立て直すと、ゴール前ではグイグイと脚を伸ばして快勝。東京スポーツ杯2歳Sでは好位3番手の先行策で、直線は外から最速上がりを繰り出して快勝。いずれも違う内容の競馬で強い勝ち方をしている点は高く評価したいですし、まだ底を見せていないというところも魅力です。

ということで本命軸馬はダノンザキッドです。本命はあっさり決まりましたが難解なのは相手選びです。今回相手で最有力視しているのは前走萩Sを勝ったシュヴァリエローズです。

デビュー2戦目の新潟2歳Sでは出遅れ後方からの競馬で、ラスト脚を伸ばすも4着までという内容でした。続く萩Sでは2番手追走から直線抜け出し、ワンダフルタウンの追撃を抑えて押し切って快勝しました。2着馬のジュンブルースカイは東京スポーツ杯2歳Sでも3着に好走しており、、レースレベルは高い一戦であったと感じます。

新潟2歳Sの負けはスタート後に躓いて後方からの競馬となってしまったことが大きいので、今回スタートさえ上手く出れば上位に来る可能性は高いと予想します。人気的にも各メディアの前評判を見る限りではそこまでという印象を受けますので、妙味もありそうです。

ということで今年のホープフルSは、本命軸馬ダノンザキッド、対抗シュヴァリエローズという予想で勝負したいと思います。