【グッドラックH予想2020】ライル、偉大な姉の引退に花を添えられるか
オルフェーブル産駒の最高傑作といえば、現状では有馬記念で引退となる牝馬のラッキーライラックではないでしょうか。
牡馬ではラッキーライラックと同世代のエポカドーロが皐月賞を制し、既に種牡馬として繁殖入りしており、現役にはジャスティン、同じく有馬記念出走予定のオセアグレイトなど、次世代を担う期待馬たちが続きます。
そして、ラッキーライラックの半弟・ライルが美浦・手塚厩舎に所属しておりますが、姉よりも成長曲線が緩やかに推移しているのか、現状では11戦2勝とやや物足りない戦績となっています。
前走の1勝クラスをようやく卒業して挑むのが、姉・ラッキーライラックが出走する有馬記念と同日に組まれている中山8レースのハンデ戦の2勝クラス・グッドラックハンデキャップです。
鞍上には姉と同じく福永騎手を再度確保して挑む予定となっています。
逃げる競馬をこれまで続けてきましたが、前走では5番手に控える競馬でハナ差ながら勝利しており、2勝馬ながら2着3回、3着3回と善戦を続けてきた良血馬がようやく本格化しつつある印象を受けるレース内容となっています。
過去5年のレースデータをみると、ここ3年は外国人騎手が勝利しているレースとなっており、さらにここ2年は外国人騎手のワンツーフィニッシュとなっていますが、今年はコロナウイルスの影響もあり短期免許来日の外国人騎手不在でもあります。2年連続このレースを勝利しているルメール騎手騎乗のペレは有力馬の1頭になりますが、姉の引退レースに向けて弟がまずは結果を出してはずみをつけてほしいものですね。