【函館日刊スポーツ杯2026】“夏の格言”が馬券の鍵?牝馬優勢データから導く注目馬と危険馬
公開: 2026/06/12 13:08

今週日曜の函館競馬メインレースは、芝1200mで行われる2勝クラス「函館日刊スポーツ杯」が開催。
過去4年の結果を見ると、一見すると堅いレースに映る。実際1番人気馬が3勝を挙げており、勝ち馬探しという点では上位人気馬が中心だ。しかし、その一方で2番人気馬と3番人気馬は勝利どころか2着が最高成績。さらに4年連続で二桁人気馬が馬券圏内に食い込んでおり、人気通りには決まりにくい特徴も持ち合わせている。
つまり、「1番人気は信頼できるが、相手探しは難解」という特殊な傾向を示している。馬券戦略としては本命を据えながらも、人気薄まで広く目を向ける必要があるだろう。
さらに見逃せないのが牝馬の活躍だ。競馬界には「夏は牝馬」という格言があるが、函館日刊スポーツ杯はまさにその言葉を裏付ける結果が続いている。
特に近年はその傾向が顕著で、過去3年は3着以内を牝馬が独占。牡馬は上位人気に支持されても苦戦が続いており、5番人気以内の牡馬で馬券圏内に入ったのは2022年のオタルエバーだけとなっている。単なる偶然では片付けられない数字であり、今年も牝馬中心の視点は欠かせない。
その中で穴馬として注目したいのがゴキゲンサンだ。
近5走はすべて二桁着順と成績だけを見れば強調材料に欠ける。しかし、洋芝適性という観点から見ると評価は大きく変わる。函館芝コースでは1勝、2着2回と安定して好走しており、昨年のSTV杯でも2着に好走。平坦で力の要る洋芝になると一変する典型的なタイプといえそうだ。
今回は経験豊富な岩田康誠騎手を迎えての参戦。近走成績だけで人気を落とすようなら、配当妙味は十分だ。函館巧者という視点で見れば、今年のメンバーでも侮れない存在となる。
一方で、人気を集めそうなフードマンには慎重な目が必要だ。
このクラスで2戦続けて4着と能力自体は示しているものの、今回は初めての洋芝挑戦。さらに約2か月半ぶりの実戦となるうえ、58キロを背負う条件も決して楽ではない。過去の好走パターンから外れる要素が重なっており、人気ほどの信頼は置きづらい存在だろう。
人気馬が勝ち切る一方で伏兵も必ずと言っていいほど馬券に絡んでくるのが函館日刊スポーツ杯。近年の結果が示すように、洋芝適性と牝馬の勢いはやはり軽視できない。今年も人気だけでは見抜けない“函館巧者”の激走に警戒したい一戦となりそうだ。

