【ひまわり賞2025予想】九州産馬限定の2歳戦、継続騎乗の3頭が軸か?

今週土曜、小倉競馬の9レースには、芝1200メートルで行われる2歳オープン・九州産馬限定の「ひまわり賞」が組まれている。フルゲート18頭に対し、登録は25頭と多数だが、中央所属馬で既に勝ち上がっているのはわずか2頭のみ。大半が未勝利馬ということもあり、全体としては手薄なメンバー構成となっている。
過去5年の傾向を見ると、1番人気と2番人気がそれぞれ2勝、3番人気も1勝を挙げており、上位人気馬が順当に結果を出しているレースといえる。特に新馬戦を勝利してこのレースに臨んだ馬は【3勝・2着2回】と安定した成績を残しており、勝ち上がり直後の馬が強い傾向にある。
今年の注目は、いずれも新馬勝ちを収めた3頭。ニューイヤーズデイ産駒の牝馬アンヘリータス(川田騎手)、ネロ産駒の牡馬カラクニダケ(幸騎手)、同じくネロ産駒の牝馬エイシンディアマン(高倉騎手)が揃って継続騎乗で出走を予定しており、この3頭が馬券の中心となるのは間違いない。
地方勢からは、佐賀所属のスクワートルスクワート産駒ニシカラキタユウマが参戦予定。デビューから2戦連続で連対しており、逃げ・先行型の脚質が芝の舞台でどこまで通用するかが焦点となる。
また、同じく地方所属のロードバリオス産駒エイヨーニニギも登録しているが、初勝利までに3戦を要しており、実績面ではニシカラキタユウマにやや見劣りする印象だ。
未勝利馬の中では、抽選を突破できればネロ産駒の牡馬ニシノメイホウが面白い存在。デビュー戦、そして前走ともに差す競馬で安定した内容を見せており、前走では2着に好走。展開ひとつで勝ち上がり馬に食い込む可能性も十分にあり、決して軽視はできない。
混戦模様の一戦だが、経験値と勢いを兼ね備えた勝ち上がり組が軸となる構図は例年通り。波乱含みの中で、将来の九州産馬の主役候補がここから現れる可能性もある。

