【札幌記念2024予想】プログノーシスの連覇濃厚か?

夏のスーパーG2「札幌記念」がいよいよ開催だ。今年も好メンバーが集まったが、中でも注目が集まるのは昨年の覇者で連覇がかかるプログノーシスだ。

昨年は前半抑えて後方から追走し、後半は荒れ馬場をもろともせずに押し上げて4コーナーで2番手まで押し上げる競馬を展開。直線は外から上がり3F最速36秒0の末脚で伸びて4馬身差の完勝を果たした。香港からの帰国初戦、内回りコースと不安要素も少なくない中で圧倒的な勝ちっぷりを見せた。

続く天皇賞・春でも3着、今年初戦の金鯱賞・1着、前走のクイーンエリザベス2世C・2着と堅実に上位争いを演じている。瞬発力、持続力、タフなラップが求められるレースでも高いパフォーマンスを発揮しており、安定感は抜群だ。

今年も昨年同様クイーンエリザベス2世Cから駒を進めるというローテーションで臨んでおり、昨年同様順位も2着と連覇へ向けて態勢は万全だ。とくに今年は香港中距離界の最強馬ロマンチックウォリアーを負かしにいって僅差の2着と、昨年以上に強い内容でレースに臨んできた。海外G1でも奥せず自分の競馬を展開できており、能力は最上位と見て良いだろう。

今年はシャフリヤールも強敵だが、昨年の札幌記念の大敗理由も明確には判明しておらず、もう1頭の有力馬で2022年の皐月賞馬ジオグリフも距離の不安がありと、今年はプログノーシス以外の上位人気馬に不安材料が多い。

上位人気勢の中ではプログノーシスが一番安定しており、勝ちきれないとしてもまず馬券圏内は堅そうだ。プログノーシスを軸に考えるのがセオリーと言えそうだが、配当妙味が薄くなるためできる限り相手は絞る必要もある。相手選びが難解な一戦だが、まずはプログノーシス中心視で間違いない。