【海外競馬】フランスで和風名の競走馬がブームに?

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先月4月のフランス競馬では、和風名の競走馬が活躍を見せました。

パリのロンシャン競馬場で21日に行われたリステッド・ルーヴル賞をガリレオ産駒の良血牝馬でソットサスを所有しているホワイトバーチファームとクールモアの共同所有馬であるユカタが勝利しています。

デビューから連勝を飾ったユカタは牝馬クラシック候補の1頭になっており、フランス版オークスのディアヌ賞を目標にしているとのことで、ユカタの馬名の由来も、母がブルーキモノという名前からきているものと思われます。

また、17日にロンシャン競馬場で行われたノアイユ賞では、アンテロ産駒のジュンコという馬が無傷の3連勝で勝利しています。

日本では女性の名前の印象が強いジュンコですが、牝馬ではなくセン馬で、馬名の由来は不明となっています。

オーナーはファッションブランドのシャネルでおなじみのベルテメール兄弟で、過去にはディープインパクト産駒のアキヒロなどが活躍しています。

また、このノアイユ賞はかつてはエリシオやソルジャーオブフォーチュンなどが制した出世レースということもあり注目を集めています。

その他には2013年にキズナが凱旋門賞に出走した際に、同名の牝馬キズナがフランスにいることが話題になり、引退後はシユーニを受胎した状態で2015年に繁殖牝馬として輸入されキズナⅡとして登録されています。

2020年には父キズナの牡馬が誕生しており、父キズナ、母キズナという世界でも珍しい同名馬同志の配合が実現しており、命名も含めて注目されています。

日本では和名馬よりも英語やイタリア語など、海外の言語からイメージした馬名が最近主流となっている印象がありますが、アメリカではヨシダが活躍したように、今後は海外競馬で和名馬の活躍を見る機会が増えてくるかもしれませんね。