【ジューンS予想2025】堅実派か、一発狙いか?4頭の有力馬から読み解く展開

土曜の東京メインは芝1800mで行われる3歳以上オープンの「ジューンステークス」が組まれている。
このレースは、かつて同条件で施行されていたエプソムカップが前倒し開催となったことを受け、新設されたオープン特別である。今年はフルゲート18頭に対し、登録は15頭。すべての登録馬が出走可能な状況となっている。
注目馬のひとつは、ディープインパクト産駒の6歳牡馬トーセンリョウ。前走エプソムカップでは3着、その前の大阪城ステークスでも2着と安定した走りを見せている。今回は短期免許で来日中のディー騎手への乗り替わりで出走予定。堅実なレースぶりからも、引き続き上位争いが期待される。
同じくエプソムカップからの転戦となるのが、ファインニードル産駒の5歳牡馬クルゼイロドスル。中山記念でも5着に入っており、重賞での実績も申し分ない。短距離指向の強い父に対し、母の父がアルカセットという血統から、中距離適性は高い。逆転候補として要注目の1頭だ。
リアルインパクト産駒の5歳牡馬グランドカリナンも見逃せない存在だ。新潟大賞典では4着と善戦し、寿ステークス勝利以降も安定した成績を維持している。オープン昇級後はまだ勝ち鞍がないものの、今回は4戦目。前進が見込める一戦であり、津村騎手との新コンビにも期待がかかる。
ベテラン勢では、ロードカナロア産駒の7歳牡馬アドマイヤハダルが注目される。昨年秋の天皇賞では9番人気ながら6着に入り、勝ち馬イクイノックスに健闘した内容は高く評価できる。近走は勝ち切れていないものの、善戦が続いており、半年以上ぶりの実戦でもオープンで2着歴がある。人気が下がるようなら、穴馬として一考の価値がある。
ジューンステークスは重賞好走歴を持つ実力馬たちが揃い、見応えのある一戦となりそうだ。

