夏の小倉開催のラストを飾るのは2歳G3の「小倉2歳S」です。キャリアの少ない2歳戦ということで情報は少なめ。情報が少ないため再現性は他のレースに比べて低くなりますが、過去10年間のデータをもとに小倉2歳Sの傾向を探っていきたいと思います。

■上位人気の勝率は高め、3着には穴馬も視野に

「2番人気」が最多の4勝を挙げており、勝率（40%）がトップです。「1番人気」は連対数がトップで、連対率（60%）がトップです。複勝率は「1･2番人気」が同率トップ（60%）となっております。勝ち馬10頭中9頭は「1～3番人気」で、上位人気の勝率は高めです。

下位人気で好走しているのは「7番人気」と「9番人気」で、いずれも複勝率は20%。穴馬が勝ち切るケースは少ないですが、「7番人気以下」は「1-3-5-85」で3着にはよく入ってきているので、3着には穴馬も視野に入れておきたいところです。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■枠順は内外ほぼフラット、脚質は「先行馬」が好成績

コースは小倉競馬場の芝1200mを使用。枠番は、「3枠」と「4枠」が最多の3勝を挙げており、勝率（15.8%）が同率トップです。「7枠」が連対数と3着内の回数が最多で、連対率（28.6%）と複勝率（33.3%）がトップです。内外の有利不利はあまり見られません。内の馬は先行力があれば有利に進めやすいですが、最初の直線が長いため、外枠の馬も長く競りかけることができるコース形態となっていることも要因と考えれます。「1枠」と「5枠」が連対数が0回となっており、データ的には割り引きです。

脚質は、「先行馬」が最多の7勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。また、勝率（18.4%）・連対率（28.9%）・複勝率（34.2%）の全てがトップで、好成績です。「逃げ馬」も複勝率は30%とまずまずで、前で競馬をする馬が好走傾向にあります。

■馬体重の増減が「-3～+3kg」だった馬

馬体重の増減は、最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-3～+3kg」に注目。

■「関西馬」が中心

性別は「牡馬」と「牝馬」が5勝ずつ挙げており、大きな差はありません。所属は「栗東」が10勝を挙げており、関西馬が中心となります。

■前走は「新馬」、前走着順は「1着馬」が中心

ほとんどの出走馬が新馬、または未勝利を勝ち上がってきた馬なので、必然的に前走は「新馬」、前走着順は「1着馬」が占めるかたちとなります。

■騎手は「浜中俊」騎手に注目

騎手は最多の3勝を挙げている「浜中俊」騎手に注目。