藤岡康太騎手が死去、落馬で意識戻らず
6日の阪神7Rでスウィートスカーに騎乗した際に落馬し負傷した藤岡康太騎手が、死亡したことが明らかになった。11日、JRAが発表した。
藤岡騎手は6日のレースで落馬し、頭部と胸部を負傷。10日に意識不明の状態が続いていることが兄の藤岡佑介騎手から明かされており、入院加療していた。
父健一氏がJRA調教師、兄佑介もJRA騎手という生粋の競馬一家で育った藤岡康太騎手は、2007年に栗東の宮徹厩舎所属でデビュー。2009年のファルコンSをジョーカプチーノで制して重賞初制覇を達成すると、同年のNHKマイルCも同馬で快勝し、見事G1初制覇を果たした。
昨年のマイルCSでは5番人気のナミュールで2度目のG1制覇を達成。今年も順調に勝ち星を重ねて3月には現役27人目となるJRA通算800勝を達成するなど、活躍ぶりを見せていた。4月6日時点でJRA通算成績は803勝、重賞22勝、うちG1・2勝。
謹んでお悔やみを申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。