香港ジョッキークラブは9日、14日にシャティン競馬場で行われる香港カップに出走予定だったロードデルレイ（牡5、中内田厩舎）が右前肢のハ行を発症したため、獣医師の助言により出走を回避すると発表した。天皇賞・秋後に香港遠征へ照準を合わせ、4日に現地入りして入念に調整を進めてきたが、万全の状態で臨むことが難しいと判断された。

中内田調教師は「出走を取りやめることになりました。申し訳ありません。従来のフライトスケジュールに基づいて他の日本馬と一緒に帰国する予定です」とコメント。順調に駒を進めてきただけに無念の決断となった。

この回避により、今年の香港カップは8頭立てで争われることが確定した。トップホースが集う国際G1として注目度の高い一戦だが、日本の有力馬ロードデルレイ不在のまま舞台を迎える形となった。