今週土曜の中京7レースには、ダート1800mで行われる3歳以上3勝クラスの定量戦「三河ステークス」が開催。今年はフルゲート16頭に対し、21頭が登録しており、レース当日もフルゲート必至の激戦が予想される。

注目は、2勝クラスを突破して昇級初戦を迎える4歳馬2頭の走りだ。まず、キンシャサノキセキ産駒のホルトバージは、小崎騎手との新コンビで挑む。2勝クラス卒業までにはやや時間を要したものの、力をつけての昇級戦となるだけに、いきなりの通用があるかどうかは注視したい。

対照的に、ドゥラメンテ産駒のアルゴナヴィスは勢いに乗っている。団野騎手とのコンビで臨み、1勝クラス・2勝クラスを連勝で突破。さらに今年はここまで4戦して2勝、着外なしと安定した成績を残している。内容も秀逸で、昇級戦でも好走の期待が高まる。

現級で地力を見せているのが、キズナ産駒の4歳牡馬ペンナヴェローチェだ。3勝クラスでは5着、4着と着実に着順を上げており、今回は川田騎手とのコンビで巻き返しを狙う。中京ダートでは過去3戦すべてで2着と相性が良く、勝ち切れないながらも安定感は十分。2か月半ぶりの実戦でも勝利実績があり、今回も勝ち負けに加わる存在といえる。