【中京記念2026予想】伏兵では終わらない!「三度目の正直」に挑むミニトランザット
公開: 2026/08/16 05:00

日曜の中京競馬場ではサマーマイルシリーズ第3戦となるGⅢ「中京記念」が行われる。全4戦で争われるシリーズだけに、この一戦の結果はシリーズチャンピオン争いを大きく左右する重要なレースとなる。
今年のメンバーで注目しているのが、エピファネイア産駒の4歳牡馬ミニトランザットだ。
3歳時には京成杯、チャーチルダウンズカップでともに3着と世代上位の能力を示したものの、賞金加算にはあと一歩届かず、NHKマイルカップ後は1勝クラスから再スタートを切ることになった。しかし、そこから4戦3勝という安定した成績で一気にオープンクラスまで駆け上がり、素質の高さを改めて証明している。
今年はダービー卿チャレンジトロフィー4着、しらさぎステークス6着と、まだ重賞タイトルには手が届いていない。ただ、着順だけを見て評価を下げるのは早計だ。
ダービー卿チャレンジトロフィーでは直線で堂々と先頭へ立ち、一度は勝利を意識させる内容だった。最後は外から差し馬に交わされたものの、差し有利の流れを考えれば最も内容の濃い競馬を見せたのはミニトランザットだったと言っていい。
前走のしらさぎステークスも同様だ。上位は鋭い決め手を持つ差し馬が占める展開となった中で、ミニトランザットは粘り強く踏ん張って6着を確保。先着した5頭のうち4頭が重賞ウイナーというハイレベルな相手関係で、その実力馬たちとも0.1~0.2秒差しか負けていない。着順以上に高く評価できる内容だった。
近2走を振り返ると、この馬はすでに重賞で通用するだけの能力を示している。足りないのは能力ではなく、展開や勝負運といったわずかな巡り合わせだけだろう。
中京芝1600mは最後まで脚を使い続ける持続力が求められる舞台。長くいい脚を使えるミニトランザットの持ち味とも噛み合う条件であり、これまで以上に力を発揮できる可能性は十分ある。
惜敗続きだった重賞戦線も今回で3戦目。積み重ねてきた経験が結果へと結び付く条件は整いつつある。中京記念は、直近2戦で重賞級の走りを見せながら結果だけが伴わなかったミニトランザットが、「三度目の正直」で待望の重賞初制覇を飾る絶好の舞台になるとみている。

