【JRA中山大障害2024予想】ブリンカー効果で上昇度抜群のネビーイーム、昨年8着のリベンジへ

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中山競馬の土曜10Rは障害界の総決算「中山大障害」が開催。出走頭数は9頭とやや少ないが、今春の中山グランドジャンプ出走馬が5頭、昨年の中山大障害出走馬が6頭と、障害界のトップクラスが揃う実績豊かなメンバー構成だ。

注目馬は昨年の中山大障害で8着だったキズナ産駒の6歳牡馬ネビーイームだ。今年は5戦してオープン1勝、J・G3の阪神ジャンプステークスで3着とまずまずの成績を残している。

重賞タイトルには手が届いていないが、近3戦はオール馬券圏内と安定しており、上昇度は高い。パフォーマンスが上がってきた理由の一つとして考えられるのがブリンカーだ。平地競走ではブリンカーの着用が成績に大きな影響を与えるケースはあるが、障害競走ではその効果があまり聞かれない。しかしネビーイームの場合、装着後の2戦で後半の追い上げが明らかに良化している。

中山大障害は4100mの長距離に加え、大竹柵障害や大生垣障害などが立ちはだかるため、スタミナを要する我慢比べの様相を呈する。後半に余力を残すことが勝敗の鍵となる中で、ブリンカーの効果が発揮されつつあるネビーイームは、その点で大きなアドバンテージを持つといえる。

さらに、鞍上の小牧加矢太騎手にも注目だ。馬術競技から転身し、平場ではなく障害競走でデビューした異色の経歴を持つ彼は、デビュー3年目の今年、勝率・連対率・3着内率が飛躍的に向上している。これまでJ・G1の制覇はないものの、ブリンカー効果で調子を上げているネビーイームとのコンビで初制覇の期待が高まる。