3歳マイル王決定戦のNHKマイルCが、今週末の東京競馬場で開催されます。昨年は13番人気のリエノテソーロが2着に入着し、一昨年も12番人気のレインボーラインが3着に入着するなど、近年は人気薄が高配当馬券を演出することも多い同レース。

今回は過去10年間のデータをもとに人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心にNHKマイルCの傾向を探っていきたいと思います。

■「1番人気」は6勝と堅実も、人気薄の激走率高め

「1番人気」は最多の6勝をあげ好成績ですが、「10番人気以下」も7頭が絡んでおり（2-2-5-81）人気薄の激走もかなり多いです。配当も過去10年で10万馬券以上が6回もあり、そのうち2回が100万馬券超えと高配当が頻繁に飛び出しております。高配当を狙い撃つ価値のありそうなレースと言えそうです。

予想オッズ

上記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■枠順の有利不利は少ない、脚質は「逃げ馬」に注目

コースは東京競馬場の芝1600mを使用。最初のコーナーまでは約550ｍと長く、ポジション争いはさほど激しくならず、枠順に極端な有利不利はありません。データでも偏りはそこまで見られません。

脚質は頭数では差し馬の方が多いですが、好走率では「逃げ・先行馬」の成績が良く、とくに逃げ馬は3勝を挙げ、複勝率も40.0%と好走率が高いです。3勝した逃げ馬は全て当日1番人気に推された人気馬でした。人気の逃げ馬にはとくに注意が必要です。

■馬体重は「-3kg～+3kg」が好走傾向に

馬体重は最多の5勝を挙げている「-3kg～+3kg」が好走傾向に。全体的には馬体重が減っている馬が好走しております。

■「牡馬」が中心も、人気の「牝馬」には要注意

「関西馬」が7勝を挙げ、好走傾向に。性別は8勝を挙げている「牡馬」が中心となりますが、現在は2年連続で牝馬が優勝しております。優勝した2頭はいずれも2番人気以上に推された人気馬でした。

■前走が「ニュージランドT」だった馬に注目

勝ち馬は全て前走が重賞だった馬でした（10-8-9-112）。最多の4勝を挙げているのは「ニュージランドT」。現在は2年連続で「桜花賞」組が2連勝を挙げており、近年は牝馬の好走も目立っております。

前走着順は「前走1着馬」が最多の4勝を挙げ好成績。「前走6着以下」も11頭が馬券に絡んでおり（1-3-7-60）、前走大敗から巻き返すケースも多いです。

■騎手は「横山典弘」に注目

騎手は唯一2勝を挙げ、馬券圏内の頭数が一番多い「横山典弘」に注目。