【西宮ステークス予想2023】1年以上ぶりの実戦となるトゥルーヴィル、先行激化気配の中で展開利つかめるか?
今週土曜阪神10レースの特別戦は芝2000mで行われる3歳以上3勝クラスの西宮ステークスが開催です。2020年は芝2400mのハンデ戦、2021年、2022年は芝1800mで開催されてたこともあり過去のデータがあてにしづらいレースとなっています。
登録馬中唯一の3歳馬であるチャンスザローゼスは藤田晋オーナーの所有馬で、2億2000万円で落札された高額馬です。前走の博多ステークスは1番人気支持ながら逃げて9着とバテて敗退となっていますが、馬体重が休み明けということもありプラス14kgと、成長分を含めてもやや太かった可能性もあり、叩き2戦目での巻き返しが期待されます。
チャンスザローゼスは生粋の逃げ馬というわけではないですが、再度逃げに転じるようだとやっかいな存在となりそうなのが4歳牡馬のハービンジャー産駒のサンライズロナウドです。
古くはセイウンスカイやイングランディーレなど、巧みな逃げで魅了する横山典弘騎手が再度騎乗読手となっており、ここ2戦で6番人気1着、9番人気3着と鞍も合うコンビといえそうです。
さらにダイワメジャー産駒のマテンロウアレスも太宰騎手で逃げて結果を残していることもあり、先行激化しそうな今回は展開利で狙う人気薄としてトゥルーヴィルがおすすめの1頭です。
今回は約1年以上ぶりの復帰戦ということで久々の実戦となりますが、最後に走った昨年7月の小倉1800mのフィリピントロフィーでは中団後方でしっかりと脚を溜め、直線は外から上がり3F最速33秒9の脚で差し切って快勝と、切れる脚を見せてきました。
もともと末脚の切れ味は相当ある馬で、最終週の阪神で先行激化となればこの馬向きの展開になりそうです。とにかく状態面がどうかという点が気がかりで人気自体も上がってこなそうな気配ですが、9月に入ってすぐ入厩から即レースとトントン拍子にここまで来ているので、本来の末脚を発揮できればこのメンバーなら上位に食い込んでくるでしょう。